シザーハンズを観た

かなり以前に観た事があるが、久しぶりにシザーハンズを観た。

人造人間というアイデアはフランケンシュタインの怪物の影響だと思うんだけど、両手がはさみって発想がすごいと思う。何気にこの映画の前にフランケンウィニーっていうフランケンシュタインをモチーフにした映画を撮っているから、その時からこの作品の構想はあったんだろうか。

あとは主演のジョニー・デップが若い。監督のティム・バートンいわく「箸にも棒にもかからない程に下手な役者」であると同時に、「自分の枠を突き破ろうとする意欲のある役者」だったらしい。

画像はエドワードが植木を刈り込んで人の形を作ってるところだが、野暮な事を言えば足元まで葉が生える植木は無い。ファンタジー作品でこういう所に突っ込みを入れるのはよくないのだが、やはりどうしても気になってしまった。ファンタジー作品は夢を見させてくれるものだと思うのだが、大人になるとちょっとした事が気になって夢から覚めてしまうのはとても残念に思う。

キミキス various heroines を読んだ

ゲームの方はやった事ないんだけど、東雲太郎の描いた漫画を読んだ。

とりあえず女の子はみんなかわいらしいが、ロリコンで妹萌えな自分は菜々とのエピソードが短いのが残念だった。でも番外編的な漫画で菜々が友達の女の子とキスの練習をするシーンはなかなかだったかな。

あとはとにかくキスのシーンがエロい。そんなキスするくらいならセックスしちゃえばいいのにって気がする程にエロい。プラトニックな意味でのキスじゃなくて、肉欲的なキスだね。

ゲームをやった人はもっと感情移入して読めるんだろうけど、ゲームやった事ないからストーリーが短くてエロいキスシーン以外残らない感じだったのが残念。あとは妹の奈々が気に入ったくらい。

アバターを観た

Blu-rayでアバターを観た。

とにかく映像が綺麗、Blu-rayだって事もあるけど、CGがほとんど違和感を感じないレベルに達していてびっくりした。たぶん人間をCGでまったく違和感なしに表現するのはまだ難しいんだろうけど、異星人であるナヴィのCGは映画中でまったく気にならなかった。いまならまだ「やっぱりCGは駄目だね」なんていえるかも知れないけど、10年後くらいには肉眼ではCGと人間の役者の区別がつかなくなってるかも知れない、コストの問題さえクリアされればこれからもどんどんこういったCG作品が増えるだろう。

ストーリーとしてはありがちなハリウッド的勧善懲悪もの、でも壮大なスケールにふさわしい映像のおかげでそれがぴたりとはまる。ひさびさに娯楽映画らしい映画が観れた。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破を観た

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破をブルーレイでようやく観た。

エヴァンゲリオンのテレビシリーズはリアルタイムでは見ていないが、旧劇場版が大ブームになっていた頃にはまって映画館で観た世代なので、この新劇場版は色々と面白い。

受けた印象としては、まず登場人物と人間関係が明るくなった。全員旧作の設定を受け継ぎながらもどこか人間が明るく前向きな印象を受ける。その結果なのか昨今の萌えアニメに迎合したのかは知らないが、シンジを中心に妙にラブラブしている。正直言って嫌いじゃない。テレビシリーズの時はまだ悩める若者だったので旧作のシンジの方に感情移入ができたが、いい加減おっさんになった今ではあの性格はちょっとキツい。逆に今作のシンジや他の登場人物は第三者的な視点で安心して観ていられる。あとは映画版のファンサービスかどうかは知らないが、女性キャラの露出があざといくらいに多くなった気がする。それもむしろ大歓迎だ。

後はなんと言っても戦闘シーンの迫力が増した。人間では無い使徒の人間離れした動きと、人形のエヴァの戦闘の演出がよく考えられていて、ブルーレイで何度も再生して観てしまった。あとはテレビシリーズでは友達とエヴァの謎解きに挑戦したものだが、今作ではそんな気が起こらない。まあ暇な時間がたくさんあった学生の頃に比べて、娯楽として観るアニメでそんなに頭を使いたくないというものあるが、実際にテレビシリーズと比べて娯楽作品としての作りがしっかりしている様に思える。俄然続編が楽しみになってきた。三作目のQの上映はまだ未定のようだが、2011年のうちにはぜひ上映してもらいたい。まさかとは思うが、売り上げが芳しくなくて途中で打ち切りなんて事にならないで欲しい。ブルーレイちゃんと買うからさ。

隠し砦の三悪人を観た

前回にひきつづき、黒澤監督の「隠し砦の三悪人」を観た。

この作品はジョージ・ルーカスがスターウォーズの着想を得た作品として有名らしい。特に冒頭シーンやラストシーンが似ている事と、レイア姫の男勝りな性格や C-3POとR2-D2 のキャラクター設定などもこの作品を参考にしているらしい。そう言われて観てみると、スターウォーズファンの私はなるほどと思える。時代劇とSF作品という違いはあるけれど、なんとなく同じ匂いは確かに感じる。前回の七人の侍や羅生門を観て、黒澤監督がジョージ・ルーカスやスピルバーグに大きな影響を与えたという事がようやく解りかけてきた。ついでに言うと北野武は影響なんてレベルじゃなく、黒澤監督の模倣に近いような気がする。

この作品は七人の侍のようなチャンバラシーンは少ないが、珍しい槍同士の決闘シーンがあった。刀での決闘とは違って間合いが大きく、どちらかというと地味なシーンだという印象を受けた。しかしもし戦国時代の武将が決闘するとしたら、やっぱり刀よりは槍だったろうと思う。刀が現在考えられているように重要になるのは江戸時代に入って平和が訪れた後の事だからだ。多数と多数が戦う戦場では刀など役に立たない。戦国武将がまず重んじる武芸はまず弓で次に馬、そして槍である。まあ集団戦で威力を発揮する槍で決闘をするのはどうかという問題もあるが、特に決闘する必然性もなく挿入されたシーンのように思えるので細部にこだわる必要も無いだろう。

七人の侍を観た

すごくいまさらな感じがするけど、黒澤明監督の名作映画「七人の侍」を観た。

この作品がどうして名作と呼ばれているのかとてもよく解った。基本的に私は単純な娯楽作品が好きで、何か考えさせられたりする小難しい映画はあまり好きでないのだけど、この作品は娯楽としても面白い上に、ほんの少し考えさせられる部分もある。そのバランスがとても心地よい。

映像が白黒でみやすいとは言えず、音声も明瞭では無いのでセリフも聞き取りづらい。逆にいえば最近の作品はあまり注意せずとも場面やセリフが入ってくるが、昔の作品はちょっと画面から注意を逸らすと途端に場面がよく解らなくなる。最初はそうやって慣れない感じで観ていたのだが、そのうちにどんどんと作品の世界にのめり込んでいってる自分に気がつく。今のアクション映画とかみたいに、息をつかせぬ展開が続いたりはしなくて、場面の緩急がきちんとある。そして泥臭い演出と演技がとても、戦闘の現実感を際立たせている。実はこの作品の前に同じ黒澤監督の「羅生門」みたのだが、他の作品も見てみたくなった。

wdidle3 1.05 を使ってWDの Intellipark の設定を変更した

私は古いPCのシステム用とデータ用の2台のHDD両方に、WesternDigital社のWD-10EADSという安価で静かなHDDドライブを使っているのだが、どうやらこのPCを使っているとHDDあたりから頻繁にカシャカシャと音がする。

それはこのWD-10EADSというHDDを始めとした最近のWesternDigital社のHDDには、Intellipark という「HDDにアクセスが8秒間無かった場合に、ヘッドをHDD上から退避させる機能」がついているかららしいのだ。なにやらHDDの気圧が急激に変化した時にヘッドがHDDの盤面に接触してクラッシュしないようにしてくれるらしいのだが、8秒というのはまた短い。たまにしかアクセスしないデータ用HDDの方はいいが、頻繁にアクセスを繰り返すシステム用ドライブだと、ヘッドの退避とロードを繰り返してしまい、結果カシャカシャと音がするという事だったのだ。元来古いPCなのでパフォーマンスは別に犠牲にしても良いのだが、このカシャカシャいう音は作業中に気が散るのでなんとかしたい。

そこでWDが配布している wdidle3 というツールを使って、この退避時間の設定を 8秒から 300秒(5分)に変更した。ネットで調べると色々と問題が起こる可能性もありうるツールという事で、ちょっと使うのに勇気が要ったが今の所は特に問題もなく300秒にちゃんと設定できてるように思う。ちなみに2台いっぺんに設定を変更するのは怖かったので、1台づつPCにつないで変更した。作業自体はDOSからコマンドを打つだけだったので特に難しい事は無かったが、CUI操作に慣れていない人はちょっととまどるかも知れない。

いずれにせよ今後しばらくは様子見だ、現在の設定でもカシャカシャ言うようだったら、今度は無効化する事も検討しよう。本来ならシステム用のHDDをあらたに追加して、現在のHDDは両方ともデータ用途に流用してしまうというのが良いのかも知れないが…金が無いのだ。まあこのWD-10EADSも他の部分では何の問題もないのだしね。

アナ・コッポラの先祖について調べてみた

暇だったので苺ましまろに登場するイギリス人の女の子である、”アナ・コッポラ / Ana Coppola” の先祖について真剣に調べてみた。現実に存在するコッポラ家の先祖を辿り、架空のキャラクターであるアナにあてはめて妄想を膨らましてみようという試みである。

コッポラ家の先祖はイタリアはシチリア島の出身である。苗字の由来は、”coppolas という帽子を作る人” という意味である。シチリア島は地中海の真ん中に位置しているために領土争いに巻き込まれやすく、アナの先祖はいつの時代か解らないが中世以降に戦乱を避けてイギリスのコーンウォールに移住してきた一族なのだろう。両親がアナに対して母国語である英語を真剣に学ばせていないのは、もともとイギリスに対する帰属意識が低いからかも知れない。両親に反してアナがイギリスに強い帰属意識を持っているのは(アナいわく、イギリス人でいたいのよ!)、日本でうまく友人を作れなかった事によるコンプレックスの裏返しだろう。茉莉達という友人ができた後でも、英語が話せない事に対するコンプレックスはなくなってはいないが、クラスのみんなに日本語が堪能だという事は既にバレているので、茉莉だけでなくクラスのみんなとも仲良くなる事によってアナのコンプレックスは徐々に解消されていく事だろう。

またシチリア島は上述の通り戦乱に巻き込まれやすいのと海運の要衝だったことから色々な民族が住んでいる。アナのような金髪碧眼の人々はゲルマン民族の大移動の時にゲルマン系のノルマン人がシチリア王国を建てた前後に移住してきたノルマン人の子孫なのかも知れない。現在のイギリス人にもノルマン人の血が入っているし、ケルト系のブリトン人を除いてイギリス人の先祖のほとんどは同じゲルマン系なので、見た目が他のイギリス人とは区別がつかないのも納得できる。

コッポラ家にまつわる余談

Coppola / コッポラという苗字にはスペルによって以下の様なバリエーションがある。しかしこれらの苗字のどれになってもアナの苗字に対するコンプレックスは解消される事はないだろう。むしろ美羽あたりにより一層からかわれるネタにされるかも知れない。Coppolelli / コッポレッリ、Coppoli / コッポリ、Coppoletta / コッポレッタ、Coppoletti / コッポレッティ、Coppolino / コッポリノ、Coppolecchia / コッポレッチア、Coppolone / コッポロン

コッポラという名で有名な人物といえば映画監督のフランシス・フォード・コッポラであるが、ハリウッド俳優のニコラス・ケイジは彼の甥であり、本名はニコラス・キム・コッポラである。フランシス以外にもコッポラ家は映画関連の有名人を何人も輩出しており、若い頃にオーディションに行く度に自分の事よりもフランシスの事について質問されたそうである。本名のコッポラを名乗らず、あえて芸名を使うことにしたのもそのためと言われている。別にコッポラという語感がちょっとかっこ悪いから変えたというわけでは無く、むしろコッポラの名はハリウッドではサラブレッドである事の証明みたいなものであろう。芸名のケイジは、パワーマンというアメコミ作品の主人公ルーク・ケイジからとったそうである。

アナのスペルは Anna ではなく、Ana だった

ページにはもう既に修正を施しているが、私はこの記事を書いた後もしばらくアナの名前のスペルを Anna だと思っていた。しかし記事内容の追加のついでに苺ましまろに関する情報を調べていたらなんと Ana と書いてあるサイトを発見し、急いでTBSのアニメ公式サイトで確認したら Ana の方が正しいらしい。コッポラという苗字にばかり気をとられていて、名前の方に気が回らなかったとは恥ずかしい限りである。

恥ずかしついでに Ana の名前の由来についても調べてみた。Ana も Anna も共にヘブライ語の名前である Hannah(ハンナ、アンナ) が起源で、”神の恩寵”や”恵み深い” という意味がある。Hannah は聖母マリアの母親の名前であり、旧約聖書に登場する預言者サムエルの母も同じ名前である。それがギリシャに伝わって Ἄννα(Anna)となり、キリスト教の普及と共に欧州とその周辺部に女性の名前として定着していったのである。その後スペルや発音の違いにより多数のバリエーションが生まれ、Ana もその一つである。面白いところだと Nancy(ナンシー)なんかもバリエーションの一つみたいだが、他に何十種類もあるので掲載するのは止めておく。

ついでにコーンウォールについても調べてみた

アナ・コッポラの家族はイギリスはコーンウォール出身という事だが、そのコーンウォールについても調べてみた。情報源は Wikipedia の英語ページ

コーンウォールは連合王国(United Kingdom、通称イギリス)の4つの国の内、イングランドの南西端に位置する非都市カウンティ(アメリカの州の様なものだと思えば良い)である。アナの一家はノルマン系ではないかと私は上で言っているが、この地域はケルト系の住人が多く独自の文化や帰属意識を持つ事でも知られる。ちなみに伝説上のケルトの王、アーサー王もコーンウォール出身である。人口は約52万、面積は約3,500km²。

そんなコーンウォールには話者は少ないが独自の言語があり、そのコーンウォール語で Kernow(カーノウ、ラテン語の “cornu : 角、半島” が語源という説がある)と呼ばれていたのが、英語表記になおされて Cornwall となったのが名前の由来である。ついでに言うとイギリス英語で corn というのは麦やトウモロコシなど穀類全般を指す語であり、トウモロコシは maize と呼ばれるのが普通である。

コーンウォールはイギリスで最も貧しい地域でもある。2004年の一人あたりGDPはイギリス全体がEU平均の123.0%であるの対して、コーンウォールは79.2%しかない。現在の主な産業は地域特性をいかした観光業と漁業である。コーンウォールの持つ独自の文化や、温暖な気候と海水浴に適した地形はイギリス国内で高い人気があり、毎年500万人の観光客が訪れている。私は個人的にアナの父親は仕事の関係で日本に住んでいるのではないかと思っているのだが、その仕事はコーンウォールとは関係ない様に思える。

ところで幼い頃はイギリスで暮らしていたのにも関わらず、英語がまったく話せないアナであるが、実をいうとコーンウォールの人々が話す英語は我々が知るような英語と違って “訛りの強い” 英語である。これは単なる発音やアクセントの問題だけでなく、いくつかの単語もコーンウォール語や他の言語が流用されていたりしており、もし両親が昔から仕事が忙しくてアナが主に訛りの強い祖父母に育てられていたと仮定すると、日本人が学ぶような “一般的な英語” が理解できない理由の一つになるかも知れない。コーンウォール語とコーンウォール訛りを集めたサイトがあるので、英語に詳しい人は見てみるとびっくりするだろう。The Dictionary of Cornish Dialect

さらにアナと言えば相撲ファンであるという、小学生の女の子にしては少々変わった趣味を持っているが、コーンウォールには古くからコーンウォール相撲(Cornish wrestling)というモンゴル相撲によく似たスポーツが伝わっている。やはりこれもコーンウォール相撲が好きな祖父母と小さい頃から一緒に見ていた影響で、日本に来ても似たようなスポーツである相撲が好きなのだと考えると納得できる。というか私はそう思いたい。