僕と彼女の×××を読んだ

森永あい の漫画である僕と彼女の××× を7巻まで読んだ。

話としては結構ありがちな人格交換モノなんだけど、入れ替わる男女がそれぞれ “男っぽい女” “女っぽい男” って所が面白い。

特に男の生活を満喫している菜々子と、なんとか元に戻ろうとするあきらの対比が面白い。作者が女性なので、菜々子の方は女性が思い描くところのもしも男になったらどうするか的視点で女性の願望が描かれており、女になってしまったあきらの方は女性にとっての理想の女の子像が投影されていると思う。しかもかなり早い段階で菜々子の方は元女友達と恋人関係になり、他の女性と初体験を済ませたような描写もある。女になったあきらの方は菜々子に恋心を抱きつつも元親友の千本木に恋心のようなものを抱きつつある。

この辺のギャップがこの漫画の面白いところだが、女性ならではの視点というか女性が思い描く妄想なのだろう。さすがに男の妄想よりも可愛らしい。今後の展開が楽しみだ。