機動戦士Vガンダムを観た

機動戦士Vガンダムのアニメを観た。

私がガンダムシリーズでこれまでに観た事あるのは、いわゆるファーストガンダム、Zガンダム、ガンダムZZと逆襲のシャアのみだった。このうち子供の頃に観たのはファーストガンダムの再放送で、要するにそれほどガンダムファンでも無い。だけどどんどん続いていくガンダムシリーズは少し気になっていたので、観たことの無いガンダムシリーズにもちょっと手をだしてみようと思ったのだ。

正直な感想からいうと「ちょっと期待はずれだった」。このVガンダムは、ファーストガンダムなどの宇宙世紀の未来を描いたもので一応つながりはあるらしいが、まったく関連人物は出てこない。それはいいのだがその間を埋める歴史の流れの説明くらいあってもよかったんじゃないかと思う。まあ今後の作品をつくるうえでの矛盾となってはまずいからあえて何も言及してないんだろうけど、それだけいきあたりばったりな発想で作っているという事でもあるだろう。

期待はずれだった理由のもう一つは、この作品が他のクリエイター達から評価が高いというのを読んだからだ。例えばエヴァの庵野監督がこの作品のファンだというのは有名らしい。またウィキペディアなんかでは宗教などの難解なテーマが子供たちから受け入れられず比較的年齢の高い層に受けたなんて書いてあるので、さぞかし考えさせられる様なテーマがちりばめられているのだろうと思ったら特に大した事は無かった。設定として宗教がでてきてマリア主義なんて言葉を使っても特にそれを掘り下げるような描写が無いのだ。かと思えばクライマックスではヒロインのシャクティがエンジェル・ハィロゥの中で思春期まるだしの演説をぶっているし。こういうのは難解なんじゃなくて中身が無いと言うんだと思う。

放送当時の子供たちに人気が出なかった理由は別にあるんじゃないかなあ。