藤田金属の鉄製フライパン「匠の技」を使ってみた感想

日常的に料理をする人ならおそらく多くの人が思っている事がある

テフロン加工のフライパンは便利だけど耐久性がなさすぎる

中には高耐久をうたった高価なフライパンもあるけれど、どのみち毎日使っていれば焦げ付くようになってしまう。ということで、それこそ毎日料理をするプロの料理人が使っている鉄製のフライパンを買ってしばらく使ってみた感想を書いていく。

藤田金属 鉄 フライパン 28cm 日本製 スイト 匠の技 @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
藤田金属 鉄 フライパン @ 楽天市場

買ったのはこちらの鉄製フライパン。テフロン加工のフライパンと比べて特別高くも安くもなく、それでいて日本製。

ただし鉄製のフライパンはテフロン加工のフライパンとは違い、買ってすぐその場で使えるというわけではない。使えない事はないが推奨されてはいない。

鉄製のフライパンは買ったらまず、錆びや焦げ付きを防ぐために「焼き入れ」や「油慣らし」という作業が必要となる。

「焼き入れ」も「油慣らし」も要はつるつるとした鉄のフライパンの表面に細かく凹凸のある薄い被膜を作るための作業で、料理が焦げ付かない原理としてはテフロン加工のフライパンも同じである。

めんどくさいと言えばめんどくさい作業だが、1~2時間程度の作業で一度表面に被膜ができてしまえば、正しく使っている限りその被膜がはがれてもまた新しい被膜ができるから長持ちするという訳である。

「初めてだし上手くできるか不安」という人は少し高いが 事前に職人さんの手によって「焼き入れ」や「油慣らし」作業済みの鉄製フライパン もあるのでそちらを買うと良いだろう。

でここからが実際に使ってみた感想だが、しっかりと上の作業をしたからか新品のテフロン加工のフライパンと比べても遜色がないくらい焦げ付かない。それでいて使用後はゴシゴシ洗えてストレスがない。

洗った後は水分を飛ばすために10数秒程度空焚きをする必要があるが、慣れてしまえば特に手間とは感じない。

むしろ「一生使える道具を大事にするという喜び」すら感じる。車好きの人が愛車を大事にするような、楽器を弾く人が自分の楽器を大切に扱うような、そんな感覚がわかるという人にはぜひ鉄製のフライパンを使ってみてもらいたい。

毎日使うものだからこそ、使い捨てではなく一生使えるものをと今回のフライパンを選んで本当に良かった。