wdidle3 1.05 を使ってWDの Intellipark の設定を変更した

私は古いPCのシステム用とデータ用の2台のHDD両方に、WesternDigital社のWD-10EADSという安価で静かなHDDドライブを使っているのだが、どうやらこのPCを使っているとHDDあたりから頻繁にカシャカシャと音がする。

それはこのWD-10EADSというHDDを始めとした最近のWesternDigital社のHDDには、Intellipark という「HDDにアクセスが8秒間無かった場合に、ヘッドをHDD上から退避させる機能」がついているかららしいのだ。なにやらHDDの気圧が急激に変化した時にヘッドがHDDの盤面に接触してクラッシュしないようにしてくれるらしいのだが、8秒というのはまた短い。たまにしかアクセスしないデータ用HDDの方はいいが、頻繁にアクセスを繰り返すシステム用ドライブだと、ヘッドの退避とロードを繰り返してしまい、結果カシャカシャと音がするという事だったのだ。元来古いPCなのでパフォーマンスは別に犠牲にしても良いのだが、このカシャカシャいう音は作業中に気が散るのでなんとかしたい。

そこでWDが配布している wdidle3 というツールを使って、この退避時間の設定を 8秒から 300秒(5分)に変更した。ネットで調べると色々と問題が起こる可能性もありうるツールという事で、ちょっと使うのに勇気が要ったが今の所は特に問題もなく300秒にちゃんと設定できてるように思う。ちなみに2台いっぺんに設定を変更するのは怖かったので、1台づつPCにつないで変更した。作業自体はDOSからコマンドを打つだけだったので特に難しい事は無かったが、CUI操作に慣れていない人はちょっととまどるかも知れない。

いずれにせよ今後しばらくは様子見だ、現在の設定でもカシャカシャ言うようだったら、今度は無効化する事も検討しよう。本来ならシステム用のHDDをあらたに追加して、現在のHDDは両方ともデータ用途に流用してしまうというのが良いのかも知れないが…金が無いのだ。まあこのWD-10EADSも他の部分では何の問題もないのだしね。