Zenbackを外して Yet Another Related Posts Plugin と WP Social Bookmarking Light を導入した

このブログは少し前まで Six Apart社が運営する Zenbackというプラグインを個別記事の下部に設置していたのだが、今回その Zenback を外して同じような機能を提供する WordPressプラグインの Yet Another Related Posts Plugin と WP Social Bookmarking Light を導入する事にした。

Zenback が提供する機能といえば、自分のブログから内容が関連する記事のリストを表示したり、ソーシャルブックマークボタンを表示したりというものだが、そのほかに他者のブログの関連記事や Zenbackキーワード と呼ばれる外部リンクも同時に表示される。このようにzenbackを設置したブログ同士、あるいはzenbackキーワードのサイトとユーザーを相互に流すことによってアクセス向上も望めるという画期的なプラグインだった。

しかしそれはあくまで Zenback が目指す理想であって、実際には同じような内容の記事を大量作成するスパム的なサイトへのリンクが表示されたりして、どうも Zenback によって得られる客層があまりよくない。またZenbackキーワードというサービスでは苦労して書いたブログ記事を勝手にコピペした自動生成ページを作成したりしており、そこからは一応引用という大義名分を得るためにオリジナルのページへのリンクは貼ってあるのだが、はっきりいってこちらもほとんどスパムみたいなものだと思う。

実際に Google などの検索エンジンが Zenback のシステムをどう評価するかは解らないが、たいしてアクセスも増えないのにスパムサイト判定されるリスクだけを冒すのもばかばかしいので、今回 Zenback を外すことにした。今は大丈夫でも今後どうなるか解らないし。

変わりに導入したのが自動で関連記事を表示してくれる Yet Another Related Posts Plugin というプラグインと、WP Social Bookmarking Light というソーシャルボタンを表示するためのプラグインだ。まあどちらも可もなく不可もなくといった程度で過剰な期待は禁物だが、読み込みに時間のかかる Zenback よりは、ページの表示が素早くなったのは間違いない。

ちなみに Zenback の退会を申請したら、Zenbackキーワードで生成されていたコピペページもただちに全て削除された。こちらからリンクを発信しないかぎり向こうからリンクをもらうだけならあまり良い気分はしないが大きな問題ないかな、などと考えていた私にとってはこういう素早い対応は好印象。

この前の件といいZenbackスタッフは技術的にはなかなか爪のあまい印象はあるが、サポート対応は丁寧な印象がある。なんでも人件費削減の風潮があるなかで珍しい感じはするが、もう少し技術陣にも人的な余裕をあたえてあげても良いような気がする。

Zenbackクラシファイドの時にも思ったが、このサービスはアイデアは画期的でサービス提供にスピード感もあるのだけど、なんか理想と現実のギャップが大きいままグダグダになってる感はある。個人的にはこういう企業は応援してあげたいのだが、身をきってZenbackを設置しつづけるという程でもない。

万が一、まずありえないが、なんかの拍子に無料ブログを利用する事があればまた Zenback を使ってみても良いかな。