あひるの王子さまを読んだ

森永あいによる漫画、あひるの王子さまを読んだ。

極楽青春ホッケー部につづいてまたもや森永あいである。しかしこの作品は森永あいならではというほどでもなく、Bバージン という少年漫画にそっくりな気がする。チブでブサイクでオタクな少年が、恋をきっかけに美少年に生まれ変わる。童話オタクと生物オタクの違いや、努力によって変わるか魔法で変わるかの違いはあれど、中身が奥手で純粋なままゆえに空回りし、相手の少女があまり美少年を好きではないという点もよく似ている。極めつけは三人の姉にいじめられるという境遇だろうか。

ある日突然美しく生まれ変わるというのはむしろ少女漫画の方では王道なので、森永あいがBバージンをぱくったとかそういう事を言うつもりはまったくない。しかしBバージンを読んだことのある読者は私と同じ既視感を感じることだろう。というわけで個人的にはいまいちだった。

極楽青春ホッケー部を読んだ

森永あいによる漫画、極楽青春ホッケー部を読んだ。

僕と彼女の×××を読んでから森永あいにちょっとハマっている。少女漫画というジャンルには男が読むに耐えない要素にあふれた作品も数多くあるが、逆に少年漫画ではありえない発想のギャグがつまった作品もある。森永あいのギャグはまさに後者で、なかなか少年漫画ではお目にかかれないようなギャグが面白い。

この極楽青春ホッケー部はいわゆる美形の男子の中に女が一人といういわゆる逆ハーレムを描いた作品なのだが、別に紅一点の主人公がやたらチヤホヤされるわけでもなく、基本的には皆で仲良く旅行に行くだけだ。

その旅さきで熊におそわれたり、寝ぼけた主人公のハナがその熊を挌闘で倒したり、倒された熊がハナになついてホッケーの試合にでたりと、なんでもありのスラップティックな展開がとても面白い。日本語でいうとドタバタギャグとでも言うのか、この手のギャグコメディは女性作家の作品の方が頭が柔軟なせいか名作が多いような気がする。

森永あいのその他の作品もおいおい読んでいきたい。

ハンニバルを見た

前回羊たちの沈黙を見たのに引き続き、続編のハンニバルを見た。

前作にも増して猟奇的な描写が強烈な印象を残すこの作品だが、映画としての完成度はやはり前作には及ばないように思う。何より前作を経て、ある程度猟奇描写に対する慣れみたいなのが生じるからだ。前作にあったようなはりつめた緊張感は緩和され、猟奇描写には衝撃より嫌悪感の方が強く沸いてくる。

ジョディ・フォスターにかわってクラリス役を演じたジュリアン・ムーアは、なかなかの好演を見せてはいるが残念ながら存在感という点ではいまいち劣る。ハンニバルというタイトルどおり、アンソニー・ホプキンス演じるレクター博士の独壇場といった感じだ。

ただし総合して前作にはかなわないものの、ひとつの映画としては名作の部類に入るだろう。まだ見たことがない人には羊たちの沈黙からとおして見ることをお勧めするが、やはり同じような感想を持つと思う。

羊たちの沈黙を見た

久しぶりに羊たちの沈黙を見た。

なんといってもこの作品はレクター博士を演じるアンソニー・ホプキンスとクラリス捜査官を演じるジョディ・フォスターの主役二人の演技がすばらしい。それぞれ第64回アカデミー主演男優・女優賞を取っているが、彼らの名演なくしてはこの作品の持つ緊張感は生まれなかったろう。

この作品が与えた影響は日本でも大きくて、近年の刑事ドラマなどでの当たり前のように使用される「プロファイリング」はこの作品のヒットによって日本のドラマや漫画作品でも使われるようになった。なお日本の捜査機関がプロファイリングの研究に着手したのが、1988年の宮崎勤事件の後で、この映画の公開が1991年、科学警察研究所と科学捜査研究所の有志が集まり「プロファイリング研究会」が組織されたのが1995年、初めての公式の部署として北海道警察署に特異犯罪情報分析班が設置されたのが2000年と考えれば、この作品がドラマ等だけでなく日本の捜査機関にもある程度の影響を与えたと考えるのは過大評価だろうか。もちろん映画の中のレクター博士みたいに超能力のように犯人を言い当てることが無理なのはもちろん解っていただろうが、この映画のヒットによってプロファイリングという捜査手法に以前より増して興味を持った警察官僚は少なからずいたと私は思う。

三幸製菓の懸賞で3000円が当たった

三幸製菓はおせんべいやあられなどを製造しているのだが、私はこのメーカーのおせんべいを好んでよく食べている。

特に好きなのが「三幸のサラダせん」や「雪の宿サラダ」の軽い食感がおいしいせんべいと、おかきの上にチーズとアーモンドが乗った「チーズアーモンド」である。あとは数種類のおかきが小袋に入った「和の極み」なんかも好きでよく食べる。他の製品はあまり買わないが、以上の商品はおいしい上に値段も手ごろで常に買い置きして小腹が空いたときにつまんでいるような感じだ。

その三幸製菓だがちょくちょく懸賞のキャンペーンをやっていて、ほぼ1年を通してなんらかの懸賞を行っている。そして去年の年末締め切りだろうか、商品のバーコードを2枚貼って応募するタイプの懸賞が行われていたので、おせんべいを食べるたびに応募しておいた。おそらく10枚くらいは応募しただろうか、年もあけてすっかり忘れていた頃に三幸製菓より現金書留が届いて中を見てみると上の画像のようなメッセージの紙が1枚と手が切れそうなほどの千円のピン札が3枚入っていた。

たかが三千円されど三千円、このうちのいくらかは新たに三幸製菓の商品を買うのに使われるだろうが、このお金で晩御飯を一食豪勢にすることができる。ちょっとしたレストランのお食事券をもらったと考えて、国産のステーキ肉を食べるのも良いだろう。なんならワインなんかもつけてもまだまだお釣りがくる。宝くじなんかもそうだが、懸賞であたった商品やお金には夢があると思う。普通に稼いだお金も尊いものだが、それとはまた違った喜びがあるように私には思える。

最近ではあまりやらなくなったが、かつては私もインターネットの懸賞に応募しまくって結構良い商品をもらっていた。ご当地グルメをはじめとして、ペンションの宿泊券を当てたり、産業団体のパーティの招待券を当てたりしたものだ。懸賞に使用したメールアドレスにはスパムメールが大量に来るようになるので、フリーメールを使用すると良いだろう。

インターネット懸賞は切手や葉書代がかからない利点はあるが、その分競争率が高いので数打ちゃ当たる方式でないと当たらない。だから最近では葉書で応募する昔ながらのクローズドな懸賞に気が向いたときだけ送るようにしている。それでもこうやって当選すれば、ささやかながら喜びが得られる。われながら小市民的ではあるが、誰に恥じることもない。

GUNSLINGER GIRL 13巻を読んだ

GUNSLINGER GIRLの13巻を読んだ。

物語はクライマックスにさしかかり、主要なキャラクターの死亡あるいは死亡の予兆が描かれ始めている。もともとハッピーエンドが期待できるような作品ではなかったが、それなりに思い入れのあるキャラクターが凄惨な死を迎える描写は見ていて辛いものがある。

おそらくこれから数巻をかけてそれぞれの死を描いて物語は最後を迎えるのだろう。誰が生き残るかは解らないが、敵味方のほとんどが死亡するに違いない。別に最後のどんでん返しとかはいらないから、一つ一つの場面を丁寧に、それでいてテンポ良く描いてもらいたい。15巻くらいで終わってくれると丁度よいのではないだろうか。それ以上続くとさすがにちょっとくどくなるような気がする。

スリーメン&リトルレディを見た

スリーメン&ベビーに引き続き、続編であるスリーメン&リトルレディを見た。

前作の最後で娘一人、母親一人、父親三人という共同生活を始めたのだが、5歳に成長したメアリーと親達の騒動を描いている。

メアリーは小学校に入る年齢になり、特殊な共同生活は社会との摩擦を少しづつ生み始める、そして普通の幸せを求める母親のシンディは再婚を真剣に考えることになる。5人の共同生活の危機に三人の父親達はどう行動するのだろうか。といった感じのお話である。

まあ左の画像にオチが描いてあるわけだが、結局落ち着くところに落ち着いたという感じだ。別に普通と違ういろいろな家族が居ても良いと思うが、普通と違う生活を何のストレスもなく満喫できる人はそれほど多くは無い。完全な当て馬にされたエドワードは実に気の毒だが、5人にとっては必要な通過儀礼だったのだろう。

悪い言い方をすればハリウッドらしい無難な着地点に落ち着いたという感じで、原作のフランス映画がまた違った後日談を描いてる事を思えば、比較すると面白いかも知れない。

映画 バラ色の選択を見た

マイケル・J・フォックス主演の映画、バラ色の選択を見た。

1993年製作の古い映画だが、バックトゥザフューチャーを現役でみた世代はマイケル・J・フォックスが好きだという人も多いと思う。

日本全体がずっと不景気だからか最近はこの手のサクセスストーリーを見ることはあまりないように思える。マイケル・J・フォックスといえば “摩天楼はバラ色に” を始めとしてアメリカンドリームを夢見る若者を演じることが多いが、私としては不景気だからこそこういう夢を抱かせるような物語を作って欲しいと思う。

ストーリーはまるで “摩天楼はバラ色に” を焼きなおしたような感じでいまいちだが、マイケルファンとしてはマイケルが出演しているというだけで見る価値がある。逆に言うとマイケルファンで無い人が見ても面白くはないだろう。

スリーメン&ベビーを見た

アメリカのコメディ映画、スリーメン&ベビーを見た。

フランス映画のリメイクらしいが、自分はハリウッド版の方がなじみが深い。1987年というからかなり昔の作品だが、レンタルビデオで借りて何度かみた記憶がある。

この作品が面白いのは何より子供なんかに興味なさそうな独身貴族の男三人組が、突如赤ん坊の世話を押し付けられて四苦八苦する所にある。そしてやがて情が移ってしまい、最後には赤ん坊中心の生活を送るようになってしまうという展開の面白さがある。

すべての男がそうだとは思わないが、自分も若い頃は子供や動物なんて好きじゃなかった。しかし親戚や友人の子供に妙に懐かれたりすると、いままで自分では考えもしなかった感情が沸いてきてとまどったのをよく覚えている。そうしうのがよく解るからより一層この作品を楽しめるんだと思う。

この作品にはスリーメン&リトルレディという続編があるので、そちらもぜひ見たいと思っている。

ノ・ゾ・キ・ア・ナ 1~7巻を読んだ

本名ワコウによる漫画、ノ・ゾ・キ・ア・ナの1巻から7巻までを読んだ。

壁に穴のあいた隣同士に住む男女が、曜日を決めてお互いを覗き合うという契約を結ぶという、簡単に言ってしまえば学生などの比較的若い童貞ご用達のちょっとエッチな漫画である。小学館の携帯コミック「モバMAN」でダントツの人気があるみたいだが、どんな層が読んでいるかは推して知るべしといった所だろう。

いきなり上から目線の物言いで申し訳ないが、自分も学生の頃はこの手の作品が大好きで、遊人の作品なんかをよく愛読していものだ。だからこういう作品の評価は面白いか面白くないかではなく、エロいかエロくないかでするべきだと思う。

そして18禁ではない作品にしてはがんばっている方だとは思う。大人向けの官能小説にあるようなねっとりとした濃いエロスには欠けるが、若さを感じさせる勢いのある性描写は結構いいと思う。タイトルや設定からは濃い目の性倒錯を描くように思われるが、主人公の性格からか以外と普通の恋愛描写が多い。これなら昭和初期のエログロ小説の方がよっぽどエロい。そういう意味で思春期の青少年むけに作られた作品としては、絶妙なバランスを持っているように思われるし、人気がでるのも素直に納得ができる。