キングストン Kingston USBメモリ DataTraveler 100 G3 DT100G3/32GBを約1年使った感想

1年ほど前にキングストン製のUSBメモリ DataTraveler 100 G3 の32GBモデルを買って使ってみた感想を書いてみる。

キングストン Kingston USBメモリ DataTraveler 100 G3 DT100G3/32GB @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
キングストン Kingston DataTraveler 100 G3 32GB @ 楽天市場

アマゾンのレビューを読んでみてもらえればわかると思うが、こちらの製品は他社製品と比べて書き込みが遅い。購入してすぐにとったベンチマークの結果は以下のとおりである。

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 97.393 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 15.101 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 8,T= 8) : 8.198 MB/s
Random Write 4KiB (Q= 8,T= 8) : 0.019 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 7.857 MB/s
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 0.026 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 7.331 MB/s
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 0.011 MB/s

シーケンシャルリードの約97MB/s というのはまあこんなもんかなという感じだが、シーケンシャルライトの約15MB/s やランダムリード/ライトの数値はUSB3.0の製品としてはやや遅く感じる。その分、他社製品より価格は安いため読み書きの速度をそれほど重要視しないという人には良い製品だと思う。

またUSBメモリの価格自体だいぶ安くなってる事でもあるし、速度を重視したいという人は倍以上の値段を出しても良い製品を買った方が良いかも知れない。ユーザーの目的に合わせて選択肢があるというのは良いことだと思う。

耐久性についてだが1年ほど使って特に何の問題も起きていない。5年保証がうたわれてはいるが、5年が経過したころにはもっと容量の大きい製品がより安く買えるようになっていると思うので保証を申請するかどうかはわからない。ただ国内メーカーのようになんでもかんでも1年保証というよりは、複数年保証がついてる海外メーカーの方が安心して買えるというのが私の素直な感想だ。

保証期間が1年では短いというのは大手電気店が有償で独自保証をつけている事からもわかる。つまり消費者にとって保証はお金を出す価値があるという事であるし、メーカーの保証期間の長さはお買い得感につながるという事でもある。今はまだ国内メーカーの方がイメージの上で信頼性があるが、商品の購入はバクチではないので私は保証期間の長い、かつ保証制度のしっかりした(保証の申請窓口の対応も重要なポイントである)メーカーの製品を買いたいものである。

AKEIE スマホ&タブレット スタンド or ホルダー 4~10.5インチ対応 フレキシブルアーム付きを買って1年使った感想

アマゾンの中華製品にはありがちな意味がよく分からない商品タイトルだが、「AKEIE 4~10.5インチスマホ/タブレット対応 フレキシブルアームスタンド」とでも言い換えれば分かりやすいかも知れない。とにかくスマホやタブレットを机の横などに固定するためのアームスタンドを買ってから1年ほど経ったのでその感想を書く。

AKEIE スマホ & タブレット スタンド or ホルダー 4〜10.5インチ対応 フレキシブルアーム付き @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
AKEIE スマホ & タブレット スタンド or ホルダー ホワイト 4〜10.5インチ対応 @ 楽天市場

私の使い方としては主にPCで作業する際のサブ画面として10インチのタブレットをPCの画面の横に固定して使っている。アーム部はとてもしっかりしており、10インチタブレットの重さでもアームが自然と曲がってしまう事なくしっかりと固定されている。そのため使い始めに良い感じの位置に固定するためアーム部を曲げるには少し力と根気が必要だが、一度位置が決まってしまえばそこから動かす事はほとんどないため何の問題もない。

逆に小型のスマホを固定して頻繁に位置を動かして使うという用途を考えている人はアーム部の柔らかい他の商品を探した方が良いかも知れない。とにかく私の場合は重い10インチタブレットをしっかり固定してたまに指で画面に触れて操作してもアーム部の動かないこちらの商品がとても良かった。

耐久性についてももう1年以上使っているがアーム部がへたることもなく問題なく使えている。今後数年使い続けても壊れる要素がまったくないが、仮になんかの拍子で壊れてしまったとしても私は同じ商品を買うと思う。値段も手ごろだし私の用途とぴったり合ってるからだ。

Samsung 500GB 2.5インチ SSD 860EVOを買って1年使った感想

ちょうど1年前の今頃の話になるが、Samsung の2.5インチSSD 860EVO の500GBモデルを買ってこれまで使ってみた感想を書いてみる。

Samsung 500GB 2.5インチ SSD 860EVO @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
Samsung 500GB 860EVO @ 楽天市場

用途としてはメインPCのCドライブ用としてである。HDD全盛期のSamsungは値段は他より安いものの信頼性は劣るというイメージだったが、SSDを始めとしたNAND型FLASHメモリの市場ではSamsungがもう何年も首位をキープしている。同じ精密機械のデータ用ドライブと言っても使われている技術が大きく違うのだから当たり前の事ではあるが、時代が変わったなと思わざるを得ない。

速度については申し分なく、調べればいくらでもベンチマーク結果が見つかるのでその辺については言及しない。重要なのはTLCの3D NANDで TBW(総書き込み容量):300TB と5年間の製品保証をうたっているいる事である。

精密機械である以上は当たりはずれは仕方がなく、運が悪ければすぐ壊れるし運が良ければ長持ちする。もしもの時のデータ保護のためにバックアップを取ってさえいれば、もし壊れても5年以内であれば保証を申請するだけだし、5年経過したら買い換えれば良いだけである。

HDDの時には、たった1か所のデータセンターの統計を基にあのメーカーは壊れやすいだの壊れにくいだの真剣に語っている人がいたが、私に言わせればあんなもんは血液型占いと同程度の信頼性しかない。

まあ今回のSSDに関してはとりあえず1年間なんの問題もなく使えている。定期的にバックアップを取りながらもあと4年間使えれば、その頃にはQLC NANDの技術も安定期に入っていることだろう。

Western Digital 6TB 3.5インチ HDD WD60EZAZ-RTを買って使った感想

録画した動画などのデータ保存用にと、Western Digital の6TB 3.5インチ内臓HDD、WD60EZAZ-RT を買った。

Western Digital 6TB 3.5インチ HDD WD60EZAZ-RT @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
Western Digital 6TB 3.5インチ HDD WD60EZAZ-RT @ 楽天市場

近年はSSDの飛躍的な技術向上に比べて技術革新が停滞気味のHDDであるが、今回購入したHDDにはSMR(シングル磁気記録方式)という新技術が使われているらしい。新技術と言っても世界で初めて市場の製品に採用されたのが2014年のことなのですでに6年近く経過しているのだが、一般的なユーザーが購入できる製品にまで採用されるようになったのがここ最近という事らしい。

このSMRによって技術的限界が近づいていた記憶容量をまた少しだけ増やせるようになったらしいのだが、同時にランダムデータの書き込みが苦手という欠点も抱えているという。今回購入した WD60EZAZ-RT はその欠点を補うためにキャッシュメモリーが従来の64MBから256MB4倍に増やされている。

もともとデータ保存用に購入したのでランダムアクセス性能はあまり気にしなくても良いのだが一応簡単なベンチマークテストをした結果は以下の通りである

[Read]
Sequential 1MiB (Q= 8, T= 1): 223.373 MB/s
Sequential 1MiB (Q= 1, T= 1): 221.902 MB/s
Random 4KiB (Q= 32, T=16): 1.783 MB/s
Random 4KiB (Q= 1, T= 1): 0.525 MB/s

[Write]
Sequential 1MiB (Q= 8, T= 1): 205.081 MB/s
Sequential 1MiB (Q= 1, T= 1): 205.744 MB/s
Random 4KiB (Q= 32, T=16): 11.409 MB/s
Random 4KiB (Q= 1, T= 1): 9.538 MB/s

まずシーケンシャルのリード/ライトが200MB/sを超えてることにびっくりする。ここ最近はSSDばかり買っていたので知らなかったが今のHDDのシーケンシャル読み書きはここまで早くなっていたのかと驚かされた。

SMRが苦手と言われるランダムアクセスに関しては「こんなものか」という印象だ。256MBのキャッシュが効いているのか従来のHDDと比べて特に遅いという感じでもない。考えてみれば256MBのキャッシュで足りなくなるような大量かつ細かいデータを一度に読み書きするような状況が一般ユーザーの使い方としてまず思い浮かばない。データセンターとかでは問題になるかも知れないけど。

あとは耐久性だが、これは新技術が普及する際には必ず懸念される事だという事に加え、SMRという技術も製品化されてからすでに6年も経過している事でもあるし私はあまり気にしてはいない。そもそも重要なデータのバックアップは二重に取るのが鉄則だと思っている事もあり、保証期間の2年以内に壊れれば保証を申請して代替品を使うし、2年を過ぎた頃にはまた新しいHDDを購入してそちらにデータを移行するだけと考えているからだ。

Amazonブランド Happy Belly ビーフカレー 辛口を食べた感想

セールでAmazonの独自ブランド商品の Happy Belly ビーフカレー というのが安くなっていたので試しに買って食べてみた。

Amazonブランド Happy Belly ビーフカレー 辛口 @ Amazon

非セール時の価格だと15食セットで約1500円、1食およそ100円くらいの計算となるが、ひとくち食べてみて思った感想は「だいたい予想どおりだな」だった。

スーパーにいくとレトルトのカレーはたくさんあって、その中でも1食100円以下で買えるおなじみのブランドと言うものがある。たとえばハウス食品の カリー屋カレー などがそうだが、その辺の100円以下のレトルトカレーとほぼ同じ味を想像してもらえればそう遠くない味だろう。

野菜や肉のうま味はそこそこで小麦粉で分量を水増ししてる味の薄いカレーの味。ふとカレーが食べたくなった時に食べるにはちょうど良いが、あえてこのカレーが食べたいとはならない程度の味。無理に良いところを挙げるとしたら「辛口」が辛すぎずかといって甘くもなくちゃんと辛口してるところだろうか。たまに辛口をうたいながらちっとも辛くないレトルトカレーがあるのでその辺はよかった。

最終的にはまずくはないが、とりたてて褒めるほど美味くもない。セール時の価格でようやくスーパーで買うより安いかな程度で、非セール時には持ち運びさえ手間でなければスーパーで買った方が安いくらいなのでおそらく今後は買わないと思う。あえて言うなら食べ盛りのお子さんがいる家庭の買い置き用としてはまあ悪くないんじゃないかなと思ったかな。

SONY エレクトレットコンデンサーマイクロホン ECM-PCV80Uを使ってみた感想

ゲームをしてる際のボイスチャット用、あるいは実況配信のマイク用にとSonyのPC/ゲーム用コンデンサマイクのECM-PCV80Uを買って使ってみた。

SONY エレクトレットコンデンサーマイクロホン ECM-PCV80U @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
SONY ECM-PCV80U @ 楽天市場

以前、Beexcellent GM-1という格安ゲーミングヘッドセットというのを買って試したことがあるが、ボイスチャットを使用したマルチプレイゲームを頻繁にするようになるとやはりどうしてももっとクリアな音声のマイクが欲しくなってくる。かと言ってマイク用のミキサーや電源を必要とするようなプロ仕様はいきすぎ感があるし、ほどよい妥協点という意味で選んだのが今回の商品だ。

接続はUSBケーブルを用いた小さな黒いボックスにマイクコードとヘッドホンのコードを差すだけでOK、まあゲーミングヘッドセットを使うよりは手間がかかるが、その分値段の割にクリアな音声でボイスチャットをすることができる。PCで使用する場合はWindowsのマイクの設定やボリュームバランスの調整に多少のコツがいるものの、その辺は検索すれば解説してくれているWEBサイトがたくさんあるのでそれらを参考にすれば問題はない。

だたこの手の音響関係の機材は、より良い音質を求めるようになると本当にキリがない世界で、ここで満足するべきなのか、あるいはよりクリアな音声を求めてより良いマイクや機材を買うべきなのか、常に誘惑に悩み続けることにはなる。

今のところしばらくはこちらのマイクを使用しつづけることになると思うが、いずれまた別のマイクや機材を買って使用することがあったらレビューしたいと思う。

プラス はさみ フィットカットカーブ プレミアムチタンを使った感想 ほんとうに良く切れてベタつかない!

アマゾンで売れている良さげなハサミを見つけて使ってみたら本当に良かったのでそのレビュー。

プラス はさみ フィットカットカーブ プレミアムチタン @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
プラス はさみ フィットカットカーブ プレミアムチタン @ 楽天市場

プラスというメーカーの名前はこれまでに聞いたことはないが、Amazonの売れ筋ランキングだと3Mスコッチやコクヨなどの有名メーカーにまじって記事作成時点で2位。しかも色違いで数種にばらけてランクインしている。まあそれだけよく売れている人気商品だということだ。

なぜよく切れるのかといえばアマゾンの商品ページの説明を読んでもらった方が早いと思うが、簡単にいえばハサミの刃の部分がわずかなカーブを描いていて紙やテープなどに面ではなく点で接するからである。これが普通のハサミだとガムテープを何度か切っているうちに粘着材のようなものが刃にくっつきどんどん切れなくなっていくが、このプラスのハサミだとそういうことがほぼまったく起こらない。

刃の部分の切れ味も素晴らしくダンボールも1枚くらいならあまり力を入れなくてもどんどん切れる。あまりにも切れすぎるので作業中に不注意で刃が軽くあたっただけで指が少し切れてしまったのでこの点は注意してもらいたい。

ちなみに私はダンボールやガムテームなどの梱包資材をよく切るほか、北米製の大きなサプリメントの錠剤を半分に切るのに使ったりしている。特にサプリの錠剤はとても固く、普通のハサミで切るときには力をいれなければならなかったので危なかったが、このプラスのハサミだと簡単に切れるので安全だと思う。

あとはチタンコーティングされているという刃の切れ味がどれくらい持つかによるが、1ヶ月ほど使ってみた感じから言えば私はまたこのハサミを買うと思う。

マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽんを食べた感想 カップ麺でここまで美味いならケチのつけようがなかった

今回は東洋水産の「マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽん」を食べてみた。

マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽん @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽん @ 楽天市場

マルちゃん正麺シリーズはもはや定番、どれを買ってもハズレはないが若干面白味にかけるのが玉にキズというのが私の持っているイメージだが果たして今回はどうだろうか。

作り方はフタを開けて4つの袋を取り出し、2つのかやくを麺の上にあけお湯を注ぎ、5分たったら粉末と液体2つのソースを入れてかき混ぜてできあがり。一口スープを飲んだ感想は素直に「うん、美味い」だった。魚介と動物の脂と野菜の旨味がバランスよく溶け込んだスープ、濃厚ではないが薄味というほどでもないちょうど良い味付け。好みで豆板醤があれば自分で入れて辛味を足せるアレンジ自在のバランスに仕上がっている。

麺を食べるとやはり生麺のコシにはかなわないものの、インスタントしては十分な太さと食べごたえ。特に私の大好きな太麺でここまでの美味しさを再現してくれたことは正直嬉しいという感想まで出てくる。あまりにも褒めすぎると自分の中でどこかダメな部分を探して指摘してやろうという気分になってくるが、インスタントのカップ麺でここまで美味いならどうにもケチのつけようがない。

そうなると後は価格の話をすることになるが、公式ページによると税抜きの希望小売価格が205円。これでこの味ならそれこそ文句のつけようがない。ちなみにちゃんぽんで有名なリンガーハットの長崎ちゃんぽんは私の地元で税抜き590円だ。もちろんリンガーハットより美味いなんてバカなことをいうつもりはないが、およそ3倍の値段差を考えるとどちらがお得かは自明だろう。

ということで今回は私の完敗(そもそも勝負ではないが)。素直によくできた商品だと認め、機会があればまった買って食べさせていただくことにしよう。

日清 麺NIPPON 八王子 たまねぎ醤油ラーメンを食べた感想 むらおこしを目指すには没個性すぎる醤油ラーメン

今回は日清食品の「麺NIPPON 八王子 たまねぎ醤油ラーメン」というカップラーメンを食べてみた。

日清 麺NIPPON 八王子 たまねぎ醤油ラーメン @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
日清 麺NIPPON 八王子 たまねぎ醤油ラーメン @ 楽天市場

フタを開けると裏に「八王子ラーメンとは…」という説明書きが書いてある。「都内屈指のラーメン激戦区である八王子で50年もの長きにわたり幅広い年齢層に愛されているラーメン」とのこと。ぶっちゃけ都内の大きな駅周辺でラーメン激戦区じゃない所なんてないだろうにバカじゃないの? 地方の人しかだまされないでしょ。と思わないでもないが足の指も含めれば20位以内に入れば屈指と言えなくもないので一概に間違いとはいえないのだろう。

作り方はフリーズドライのチャーシューとメンマが入ったかやくを麺にあけてお湯を注いで待つこと4分、麺をよくほぐしたあとに液体スープを入れて後のせかやくを入れて最後にノリを入れればできあがり。スープを一口飲んだ感想は素直に美味い昔ながらの醤油ラーメンだ。鶏がらベースの醤油ラーメンに豚のラードを足したのがこのスープのキモらしいのだが、これもぶっちゃけ「醤油ラーメンにラードを入れるのなんて今どき家でなら誰でもやるだろ」と思ってしまう。

次に麺だが4分待つわりにはとんこつラーメンと見紛うくらいの細麺だが、これはこれで美味い。醤油ラーメンといえば中細のちぢれ麺というのが定番だと思っていたが細麺も意外と悪くないというのは新しい発見だった。

最後に具材だが、先に紹介したチャーシューとメンマの他には「自称・八王子ラーメン」のもうひとつのキモである刻み玉ねぎが入っている。お店で出すラーメンは長ネギが普通で玉ねぎを入れるのは確かに珍しいといえなくもないが、これも正直「ラーメンに玉ねぎを入れるくらい家でなら誰でもやるだろ」と思ってしまう。

フタの裏に「ラーメンによる八王子のむらおこしを目指す」という崇高な目的のために「八麺会」なる組織までつくった八王子のラーメン屋さん達には申し訳ないが、正直むらおこしをするには没個性極まりないとしか言いようがない。決してこのラーメンが美味しくないわけではないが誰がこれを食べるためにわざわざ八王子まで行くというのか。普通に昔ながらの醤油ラーメンでこれからも地域密着でやっていけば良いのに余計な欲を出して「八王子ラーメン」だなんてとってつけたようなブランドイメージを作り上げようとするなんて自殺行為としか思えない。きっと次の50年後には「八王子ラーメン」を出さないラーメン店が多く生き残っていることだろう。

マルちゃん 珍々亭 旨辛油そばを食べた感想 食べごたえのある太麺に具材とベストマッチのソース、でも結果は…

今回は「マルちゃん 珍々亭 旨辛油そば」というカップ焼きそばを食べてみた。

マルちゃん 珍々亭 旨辛油そば @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
マルちゃん 珍々亭 旨辛油そば @ 楽天市場

「珍々亭」というのは東京武蔵野市にある油そばの名店の名前らしく、そことのタイアップ商品ということだ。その割に希望小売価格は税抜き205円とそれほど高くはないが果たして味はどうだったのか。

まずフタを開けてかやくを麺の上にあけ、約700mlのお湯を注いで待つこと5分、お湯を捨てたらソースを絡めてできあがり。この待ち時間「5分」というのがキモで、この商品はインスタント麺にしてはなかなかの太麺だ。生麺の普通の焼きそばと比べてもかなり太い。若干のインスタントぽさは残るものの太麺好きな私にとっては食べごたえは十分で、この点は高く評価したい。

次にソースだが、これが少し微妙である。旨辛ということで辛さはそこそこあり、これまた辛いもの好きな私としては高い評価をつけたいところだが、肝心のソースの旨味があまり感じられない。原材料を確認してみるとソースは「しょうゆ、豚脂、植物油、チキンエキス、香味油脂、醸造酢、ポークエキス、香辛料、砂糖、たん白加水分解物」からできているようだが、チキンやポークの旨味がほとんど感じられないのが残念だった。

そして具だが、この価格帯にしてはナルトにメンマ、そして細切れの肉と青ネギと結構な量が入っている。そしてこれが先の物足りないソースと絡めて食べると本当に美味い。これは想像だが、実在する珍々亭の油そばはこれらの具材と一緒に食べてこそ美味いのではないだろうか。この商品もインスタントにしては具が多い方だが、これがさらに3倍くらいあればこの太麺とソースで最高の組み合わせとなっていたに違いない。

食べごたえのある太麺に値段の割に多い具材と、企業努力は感じられるが私の正直な感想としては「そこまで美味くない」としか言いようがない残念な結果に終わった。