日清 麺職人 酸辣湯麺を食べた感想

ここ最近ずっとインスタントの袋麺を食べた感想ばかりを書いてきたが、たまにはカップ麺を食べた感想も書いてみようと思う。今回食べたのは 日清食品の麺職人シリーズの酸辣湯麺(サンラータンメン)

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
日清 麺職人 酸辣湯麺 @ 楽天市場

カップ麺の良い所はこのようにちょっと変わり種のラーメンが手軽に楽しめる所だと思う。酸辣湯麺なるラーメンはこれまで過分にして聞いた事がなかったのだが、文字を見るにおそらく酸っぱかったり辛かったりするのだろう。

作り方は特に変わった所はなく、かやくを麺の上にあけ、お湯を注いで4分たったらスープを入れてかき混ぜればできあがり。

麺職人という名前なので麺はどんなもんかと期待してみれば、生麺っぽい食感のノンフライの細麺である。まるで素麺のような細さなので特に細麺が好きだという人でもなければ特筆して旨いという程ではないだろう。

スープは予想どおり、お酢の酸味に唐辛子などの辛味を足した面白い味で、どことなく東南アジアっぽい雰囲気がある妙にクセになりそうなスープだった。具は掻き玉子にシイタケ、ネギ、キクラゲと中華の定番が入っているが、これが鶏肉や香菜だったらより東南アジアっぽい感じになるような気がする。

総評としてはスープは実に面白いという感じではあるが、すぐにまた食べたくなるという程でもなく、太麺好きの私としてはもう一度食べたくなるような味ではなかった。酸辣湯麺という新しい味を提供したという点では評価して良いと思うが、それ意外に特に評価する点は見つからないだろう。

コクリコ坂から を見た感想

少々遅ればせながら、スタジオジブリのアニメ映画作品「コクリコ坂から」を見た

舞台は戦後、これから復興期を迎えようとしている日本のとある港町。1963年の5月というから東京オリンピックの前年、新安保反対の学生運動の残り火がまだくすぶっていたり、ベトナム戦争やキューバ危機といった米ソの冷戦がにわかに熱を帯び始めていたような時代の話である。

とはいうものの、そんなきな臭い時代の暗部には触れることなく、昭和のノスタルジックな街並みと共に清らかにストーリーは進行する。大人はみんな良い大人で、子供はみんな良い子供。アニメだからだろうか、小さなお子さんにも苦くないように昭和をオブラートに包んで描いたような作品である。

そんな作品なので物語にはまったくと言っていいほどドラマが無い。文化部学生によるカルチェラタンの取り壊し反対運動を除けば、恋の相手が血の繋がった兄妹ではないかとの疑惑があった程度である。調べてみるとカルチェラタンについては映画オリジナルの設定らしく、ここは脚本担当の宮崎駿が学生運動世代だからだろうか、かなり強引に付け足したような感が否めない。血のつながり云々については少女漫画じゃあるまいし、と思っていたらなんと原作は「なかよし」で連載されていた少女漫画らしい。

とここまで調べて納得が言った。映像についてはノスタルジックな街並みの美しさなどには目を奪われるものの、肝心のストーリーについてまったく共感できず、はっきり言えば「どうでもいい」のだ。

学生運動世代ではないので、カルチェラタンの件にも共感できない。安っぽい少女漫画みたいな恋愛の設定にはさらに共感できない。別に駄作とまで言うつもりはないが、せっかくジブリの優秀なスタッフを使って映画を作るのに、こんな手抜きのストーリーで良いのかと言いたいのだ。「もったいない」は日本の美徳ではないのか。ああもったいない、もったいない。別にこんな作品があってもいい。でもやるなら余所でやれ。あと宮崎駿は監督をやらないなら余計な口を出すな。

う~ん、ジブリを見て育った世代なのでこれを言うのはつらいのだが、もうジブリの作品に期待するのは無理な注文なのかも知れない。

.tc ドメインが突然の値上げ ccTLD を取得する際は気をつけよう!

先日2chのとあるスレッドで、こういう発言をしている人がいた。

2文字.tc持ってるんだが
更新料が4060円→50万円に突然値上げされた的な連絡来てワロタw
ワロタ…

それとは別にWEB上にはこんな記事を上げている人もいる → ドメインがいきなり120倍値上がりした

一応解らない人のために説明すると、.tc というのはWEBサイトなどのURLに使われるドメインの一つで、よくある .com とか .jp と同じものだと思ってもらって構わない。そのドメインの中でもこの .tc は ccTLD (country code Top Level Domain / 国別コードトップレベルドメイン) と呼ばれるものの一種で、.jp が日本の ccTLD なのに対し、.tc はイギリスの海外領土、タークス・カイコス諸島の ccTLD である。「国別」なのにどうして海外領土にも ccTLD があるのかというと、そもそも “country” という言葉の意味が現代日本語の「国」とは微妙に違うからなのだが、ここではその説明は割愛する。

しかし年額4060円だったドメイン更新料がいきなり50万円とはひどすぎる。およそ123倍だ。第二次大戦前のドイツじゃあるまいし、ハイパーインフレにもほどがある。自分自身も何個かドメインを所有している事もあり、あまり他人事とは思えないので詳細を知らべてみた。

まず、ドメインの登録や運営に関わる業務を管理するレジストリと呼ばれる団体を調べてみると、.tc のレジストリは AdamsNames と言う名前のイギリスの営利企業である。この会社は他にも .gd (グレナダ)、.vg (ヴァージン諸島)という ccTLD のレジストリもやっているらしいが、そちらは値上げされていない。.tc の値上げはこの AdamsNames が2012年8月16日に規約を改正したのと同時に行われたらしい。海外のサイトだが、こちらの規約の改正3日前に書かれた記事に、AdamsNames から突然の値上げを要求されたと書かれている。

そこで新しい規約の内容を読んでみると、ドメインの卸価格については以下のように書いてある。

4.7 The Annual Fees are as follows:
Domain Price
.TC domain 3+ characters 45 GBP
.TC 2 characters (xx.tc) 3,000 GBP
.TC 1 character (x.tc) 6,000 GBP

4.8 The Annual Fees do not include any applicable value added tax (VAT). For Customers who are UK and European Union residents, the UK VAT rate of 20% will apply to the Annual Fees. EU companies who provide a valid VAT Registration number shall be issued an invoice without VAT being charged.

年間の更新料は3文字以上のドメイン(例: xxx.tc)については45ポンド、2文字.tc が3,000ポンド、1文字.tc が6,000ポンドとなっている。しかもこれは税別なので、ドメイン登録を請け負う レジストラ (レジストとは別物) がEU加盟国の企業だった場合、さらに 20% の VAT (Value Added Tax / 付加価値税) を支払わなければならない。ここでの Customers は本来ドメイン登録者本人の事だと思うので、それならば VAT を支払う義務はないと思うのだが、実際の事務処理がどう行われているのか不明なので VAT は支払うものと仮定する。

件の人のドメインは2文字.tcなのでドメインの卸価格が3,000ポンド、推測するにおそらくレジストラはドイツの KeySystems なのでこれに VAT が加わって3,600ポンド。これを本日の為替レートで計算するとおよそ45万円になる。ただしこれはあくまで AdamsNames に支払う卸価格なので、内訳は不明だがこれにさらに KeySystems の儲けと、日本のリセラーである Value-Domain の儲けに消費税を加えて合計50万円という計算になるのだと思われる。

これでどうして4060円が50万円になったのかは解ったが、こんな事が許されるのだろうか。そこで規約の第9条と第10条を読んでみると非常に解りにくい表現で、「ドメイン期限更新と共にこの規約に合意したものとみなす」という様な事が書いてある。要するにドメイン所有者には何の権限も与えられていない。「嫌なら更新するな」と言わんばかりである。

まあ規約についてはネット企業ならこんなものかも知れない。しかしその規約をたてに100倍以上もの値上げをする企業が存在するとは普通思わないものだ。その点、今回の被害者?には同情を禁じ得ないが、それとは別に我々が得るべき教訓がある。

それは あまりメジャーでないドメインを取得する際には、レジストリの体質について考慮する必要がある、という事だ。

特に今回の AdamsNames の管理する .tc / .gd / .vg の3つは今後もいつ値上げするか解らないので避けるべきだろう。実は小国が外貨獲得のために管理を営利企業に外部委託している事の多いマイナーな ccTLD が突然値上げをした例は過去に何度もある。しかし現状ドメイン登録代行業者はドメイン登録数を増やす事ばかり考えているので、このようにユーザーの側で情報を共有して自衛するしかない。少なくともドメイン取得前にTLD名で検索をかけて情報を集めるくらいはするべきだろう。

ドメインは一度取得したら長くつかう事が多い。メジャーなドメインに比べて短くて良いドメインが取得できる点が魅力のマイナー ccTLD だが、そういうリスクもあるのだと言う事も忘れないようにしたいものだ。

※今回の件が Internet Watch でも取り上げられました
「.tc」登録料金、年間50万円へ120倍超の値上げも、英AdamsNames規約改定で – Internet Watch



日清 焼そばU.F.O. そばめし を食べてみた

昨日、日清のカップヌードルごはんシリーズの日清どん兵衛 釡めしを食べてみてそこそこおいしかったので、同じシリーズの 焼きそば そばめし も買って食べてみた。ちなみに知らない人は少ないだろうが、そばめしというのは焼きそばとご飯を鉄板で炒めてソースをかけたB級グルメの事。

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
日清 焼そばU.F.O. そばめし @ 楽天市場

作り方は釜めしの時とほとんど同じ。まず箱の中身を取り出し水を規定量入れて、ライスと麺と具を入れてよくかき混ぜる。そして家庭の500Wの電子レンジで約5分30秒加熱し、ソースをかけてかき混ぜ、ふりかけをかければ出来上がりとなる。

味はまず予想どおり。カップ焼きそばの麺を細かく切って、ご飯に混ぜてソースを絡めた味である。釜めしの時と同じでご飯は若干柔らかめ、麺はカップ焼きそばそのままのインスタント麺で、ソースもカップ焼きそば独特のちょっと甘辛いウスターソース味だ。カップ焼きそばの場合、ソースは多めに入れてもカップの底にたまって残るが、こちらはご飯にからまるので薄味が好きな人は量を加減した方が良いかも知れない。ボリュームはおにぎり約2個分とそれなりに食いでがある。

総評

子供が好きそうな味だと思った。栄養が偏りそうではあるが、育ち盛りの子供のお昼ごはんにピッタリという印象。大人の私としてはやはり釜めしの味の方が好みなのだが、もしかしたらこちらの商品の方が売れるのかも知れない。

日清どん兵衛 釡めし を食べてみた

最近インスタントラーメンばかり食べてお肌の調子が悪いですが、しょう懲りもなくスーパーで面白そうなインスタント食品を見つけてしまったので試しに買って食べてみた。

正確には「釜めし 仕立て」という事らしいが、最近日清食品が力を入れているカップヌードルごはんシリーズの商品である。

カップヌードルごはんシリーズ。他にもカップヌードルごはん カレーとか焼そばU.F.O. そばめしとか色々とシリーズ展開されているのは知っていたのだが正直あんまり食指が動かないでいた。なぜなら味がどういうものか容易に想像がつく上に、何より値段がレトルトのご飯とおかずを買うのとほぼ同じ程度という微妙な設定だったからだ。レンジでチンして食べるならまず間違いなくレトルト食品の方が旨いに決まってる。しかしこの釜めしだけは妙にそそられてしまった。ご飯で和風という所が良かったのかも知れない。

作り方は、箱の中身を取り出し水を規定量入れて、具・味付けの素・ライスを入れてよくかき混ぜる。そして家庭の500Wの電子レンジで約5分30秒加熱すれば出来上がりとなる。

食べた直後の感想は「これは釜めしじゃあないよな」。

まあ予想通り、どん兵衛のカップそばの残りのつゆにご飯をぶっこんでかき混ぜたそのままの味である。釜めしにしては味が濃いし、ご飯も柔らかすぎる。少なくともかの有名な駅弁、峠の釜めし とはまったく違う系統の味だ。カレーライスとドライカレーくらいは違うといえば解りやすいだろうか。

ただ「釜めし」という名前のせいで生じた大きすぎる期待が裏切られた気持ちが落ち着いてくると、「これはこれで旨いな」という様に思えてきた。具は油揚げ・鶏肉・かまぼこ・人参・しいたけが入っているのだが、味のしみた油揚げがとても旨い。味付けが濃いので漬け物がむしょうに食べたくなる。おにぎり約2個分というボリュームもちょうど良かった。

結論

インスタント食品としてはおいしいので、「たまに食べるなら良いかな」という感じである。それよりこの商品を食べたせいか本格的な釜めしの味が食べたくなってしまった。

おいしい非常食 ~ もしもの時のために

東日本大震災から約1年と半年が過ぎた。被災地でいまだに苦労をされている方々はともかく、日本人の大半はまず平穏な毎日を送っていると言ってもいいだろう。しかし平穏な日々にこそ万が一の時の備えを怠ってはならないと思う。そんな重要な備えの中のひとつ、非常食が近頃バリエーションも増えて、それどころか食品としても十分に美味しい商品もたくさん発売されているという。

ここで「非常食なんだから栄養が摂れればそれで十分だろう」、と思う人はちょっと待って欲しい。

非常時だからこそ、いつもと変わらないおいしい食事を取る事によって気分を落ち着かせる事が必要なのだ。

例えば災害などとは違うが、戦場で兵士達が食べる戦闘糧食 (レーション)なんかはバリーエションが豊富で色々と工夫されているし、戦闘地域以外に駐屯する部隊の食事は料理専門の隊員が腕によりをかけて作るのでとても美味しいという。命の危険と隣合わせという状況が生み出す緊張感を和らげ、冷静な判断に必要な精神状態を保つためにも、日常生活と変わらない食事を取る事が重要なのである。要するに食事というのは栄養が摂れればそれで良いというものではないのだ。疑う人は試しに栄養食品だけで数日過ごして見ると良い。

それでは私が見つけたおいしい非常食を以下に紹介していこう。

まず最初に紹介するのは、自衛隊も採用している糧食のセットだ。内容はおかずとして「ウインナーカレー、すき焼きハンバーグ、中華風カルビ」が各1食づつと、ご飯が3食分、それらを温めるための加熱剤と袋に、お皿とフォークスプーンが入っている。消費期限は製造から3年間。値段は少々お高いが、これを家族の人数分用意しておけば非常時の緊張感をかなり和らげることができるだろう。ただ好きな人は好きなのだろうけど、外装のデザインはこんないかにも戦闘糧食といったものでは無いものにして欲しかった。

こちらはアツアツのカレーが食べられるセット。内容は、「ビーフカレー、ご飯」と発熱剤、レンゲ、紙ナプキンがついてくる。消費期限は製造から3年間。1食の値段はとても高いが、温かいカレーは小さなお子さんがいる場合は非常にありがたいことだろう。特にお子さんは災害後のPTSD (心的外傷後ストレス障害) も心配なので、気分を落ち着けるためにもこういう食事を用意しておいた方が良いと思う。

こちらはアツアツの牛丼が食べられるセット。内容は、「牛丼の素、ご飯」と発熱剤、レンゲ、紙ナプキンがついてくる。消費期限は製造から3年間。牛丼はカレーほどにはお子さんは喜ばないかも知れないが、いくらカレーが好きでも何日も続けてカレーという訳にもいくまい。必須とまではいかなくとも、カレーと一緒に買っておくと良いだろう。まさか牛丼が非常食になるとは私もおどろきだが、それだけに普通の食事をしているという気分を十分に味わう事ができるだろう。

次に紹介するのはその名も「美味しい防災食セット」。内容は「ハンバーグ煮込み、サバの味噌煮、肉じゃが、豚汁、おかゆ」が各3食づつ。ご飯はついていないのでお粥以外は別にご飯を用意しなければならない。温めるには湯煎が必要で、消費期限は製造から5年間。3人家族が備蓄するにはちょうど良いかも知れないが、それ以外の人数だとちょっと微妙。むしろ家庭ではなく施設などが大量に備蓄するのにむいているのかも知れない。

こちらは1セット40食分の非常食セット。内容は「パン 10個、梅粥 10個、白粥 10個、おでん 5個、ぜんざい 5個」。消費期限は製造から5年間。おかずがないのが難点だが、値段の割にボリュームがあるので、1セット購入しておけば重宝するだろう。朝ごはんや昼食にこちらを食べて、夜はおかず付きの食事を取るという組み合わせにちょうど良いかもしれない。

最後に紹介するのは備蓄用の白飯セットである。これまでずっと「おいしい非常食」を紹介してはきたが、家庭の場合、日頃からレトルト食品や缶詰を多めに買って貯蔵するように心がければ、おかずについては心配いらなくなる。消費期限も古いものから順に食べて、それに併せて新しい食品を買い足すようにすれば良いのだ。まあ、それを実行するのが実は難しいのだが、その場合問題となるのはご飯だ。

お米をたくさん買っておいても電気やガスがなければご飯を炊く事はできない。そしてご飯さえあれば日本人はおかずはあまり気にならないものだ。だから最低限必要な備蓄はご飯、そして水という事になる。それに加えて小さなお子さんがいる場合は、本人が好きなレトルト食品やお菓子を日頃から多めに買っておくようにすれば良いだろう。

東日本大震災では食料や水などの援助物資が届くまで数日を要した。もしこれが関東や近畿といった人口密集地であったなら、援助が行き渡るにはさらに時間を要するかも知れない。水や非常食の備蓄は最低でも3日分、できれば1週間分の備蓄が望ましいと言われる。自分や家族を守るのはまず日頃の備えなのだと再確認して、準備を怠らないようにしたい。

上で挙げたのはほんの一部なので以下のリンクからご自分の目的にあった非常食を見つけていただきたい。
非常食 @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
非常食 @ 楽天市場

濃厚なスープが旨い! サッポロ一番 担々麺

マルちゃんの正麺 にはまってからというもの、日清ラ王 とか 明星チャルメラのちゃんぽん とかほぼ毎日インスタントラーメンを食べているわけなのだが、そろそろ変わり種のラーメンも食べたくなって、サッポロ一番の担々麺を買って食べてみた。

こちらのラーメンは生麺のような食感の正麺とは違って普通の揚げ麺なので麺はあまり美味しくない。以前はこれでも十分に美味しく食べられていたはずなのだが、正麺のせいで変に舌が肥えてしまったのかも知れない。

しかし特筆すべきはそのスープである。正麺シリーズが基本オーソドックスな味付けのスープしか出していないのに比べて、こちらは袋麺でありながら担々麺という異色さ。ゴマのまったりとした味わいと香り、豆板醤やラー油の辛味に山椒がピリっと効いて、袋麺のスープにしては濃厚な味わい。

カップ麺とは違ってそぼろ肉やチンゲン菜などの薬味は自分で用意しなければならないが、インスタント麺にそこまでこだわる必要もないので、細かくきざんだウインナーにもやしを添えれば手軽に「それっぽい味」になる。

ただなんと言ってもやはり麺が残念だ。はっきり言ってスープに大敗している。「サッポロ一番」という昔から食べ慣れた麺のはずなのだが、定番の塩ラーメンならともかく、担々麺の濃厚スープにはまったく合わない。かと言ってこのサッポロ一番の味はずっと守っていってもらいたいし、発売元であるサンヨー食品さんには、サッポロ一番とは別に生麺に近い食感のインスタント麺を発売してもらって、そちらのシリーズとして担々麺を出してもらえないだろうか。

日清ラ王 袋麺 味噌味を正麺と比べてみた

マルちゃんの新しいインスタントラーメン「正麺」の大ヒットを受けて、きっと他のメーカーも黙ってはいないだろうと思っていたけど、日清がさっそく対抗商品を出してきた。

いまのところバリエーションはこの味噌味の他には醤油味だけだが、日清の高級カップ麺の代表である「ラ王」の名前をつけてくるとは、日清はかなり本気で勝負をかけてきているのだと思われる。

ならば食べ比べてみようと早速味噌味を買って食べてみた。なぜ醤油味にしなかったのかと言えば、正麺はそれまでの生麺タイプ麺の主流だった細いちぢれ麺とは違い、太いストレート麺だというのが私のお気に入りポイントで、正麺の味噌味はなかでもしっかりとした食感が味わえる見事な太麺だからだ。ラ王の麺がこれにどこまで肉薄できているのか…

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
日清ラ王 袋麺 味噌味 @ 楽天市場

麺は正麺の勝利

やはりラ王の麺はこれまでの生麺タイプ麺の領域を今一歩という所で抜けだせていなかった。正麺がかなり生麺のもっちりとした食感に近づいているのに対し、ラ王は太さについては健闘しているものの、ニチャニチャとしたいかにも加工された麺ような食感がわずかにだが残っていた。もちろんこれはこれでおいしいと感じる人もいるだろうが、特に目新しさはなく、新しいファンはつかないように思う。

スープは引き分け

もともと味噌ラーメンは味に個性を出しにくいというのもあるが、両社ともオーソドックスな味付けである。「ラ王」という名前はついているものの、カップ麺のラ王ように脂分の多いこってりとした味付けという訳ではない。むしろこれをベースにいかに自分好みの味付けに近づけるかというのがカップ麺には無い袋麺ならではの楽しみ方だと思う。というわけでスープは引き分け。

結論

結論として私は正麺に軍配を上げる。ラ王は正麺に比べて麺に工夫がなく、正麺がヒットしたから慌てて出したという感じが否めない。正麺の技術をパクったりしてそのまま同じものを出さない潔い態度は認めるものの、企業努力という点についてはいまひとつと言ったところだろう。

まあ正麺が大ヒットしたと言っても、即席麺最大手である日清食品全体のシェアをおびやかすという程にはならないと思うので、日清には今後も昔ながらのインスタントラーメンを丁寧に作っていく事に力を注いで欲しい。考えてみれば日清食品ってインスタント麺の細かい各ジャンルでは業界1位の座を他社ブランドに受け渡していながら、2位の座を着実に維持して社全体の売り上げを確保しているように思う。そういう意味ではこのやり方こそが日清ならではの企業努力なのだと言えるのかもしれない。

ジレット フュージョン 5+1 プログライド が今ならお試し価格!

私は普段は電気カミソリでひげを剃っているのだが、休日など家でゆっくりする日などにT字カミソリの剃り心地を楽しみたくなる時もある。

そういう時だから安物のカミソリではなく、剃り心地の気持ち良い少しお高めのカミソリを使う。かといって毎日使うという訳でもないので、こういうお試し価格で売られているカミソリを購入して替刃もそこそこ長持ちさせるという感じだ。そして先日、たまたまジレットのカミソリがお試し価格で売られているのを見つけた。

なんと5枚刃 + 1枚である。正直にいえば3枚刃くらいあれば十分なんじゃないかと思うが、これがまた使ってみるとなかなかのそり心地。刃のすべりを良くするスムーサーがなめらかな滑りを実現してくれて実に剃りやすい。

これなんだよな。風呂にゆっくり使って柔らかくなったヒゲを、剃り味の良いカミソリで綺麗に剃り上げる。電気カミソリにはないツルツルの剃りあがり。ただヒゲを剃るだけではない独特の感触がいいんだよね。でも毎日は結構。まあT字カミソリは替刃も高いので、コスト的にいっても毎日使うというほどでもない。

今回みたいにたまたま安売りしているのを見つけて、替刃の交換とかはあまり考えないままに、「いっちょ新製品を試してみてやるか」くらいの感覚でヒゲを剃る贅沢さ。我ながら小庶民的だと思うが、これがなかなかに快感である。

ちなみにライバル会社であるシック社のハイドロ5もお試し価格でかえるみたいである。両方とも、製品の売りはあまり変わらないようなので、どちらを買うかはそれぞれ好みで良いだろう。

Zenbackを外して Yet Another Related Posts Plugin と WP Social Bookmarking Light を導入した

このブログは少し前まで Six Apart社が運営する Zenbackというプラグインを個別記事の下部に設置していたのだが、今回その Zenback を外して同じような機能を提供する WordPressプラグインの Yet Another Related Posts Plugin と WP Social Bookmarking Light を導入する事にした。

Zenback が提供する機能といえば、自分のブログから内容が関連する記事のリストを表示したり、ソーシャルブックマークボタンを表示したりというものだが、そのほかに他者のブログの関連記事や Zenbackキーワード と呼ばれる外部リンクも同時に表示される。このようにzenbackを設置したブログ同士、あるいはzenbackキーワードのサイトとユーザーを相互に流すことによってアクセス向上も望めるという画期的なプラグインだった。

しかしそれはあくまで Zenback が目指す理想であって、実際には同じような内容の記事を大量作成するスパム的なサイトへのリンクが表示されたりして、どうも Zenback によって得られる客層があまりよくない。またZenbackキーワードというサービスでは苦労して書いたブログ記事を勝手にコピペした自動生成ページを作成したりしており、そこからは一応引用という大義名分を得るためにオリジナルのページへのリンクは貼ってあるのだが、はっきりいってこちらもほとんどスパムみたいなものだと思う。

実際に Google などの検索エンジンが Zenback のシステムをどう評価するかは解らないが、たいしてアクセスも増えないのにスパムサイト判定されるリスクだけを冒すのもばかばかしいので、今回 Zenback を外すことにした。今は大丈夫でも今後どうなるか解らないし。

変わりに導入したのが自動で関連記事を表示してくれる Yet Another Related Posts Plugin というプラグインと、WP Social Bookmarking Light というソーシャルボタンを表示するためのプラグインだ。まあどちらも可もなく不可もなくといった程度で過剰な期待は禁物だが、読み込みに時間のかかる Zenback よりは、ページの表示が素早くなったのは間違いない。

ちなみに Zenback の退会を申請したら、Zenbackキーワードで生成されていたコピペページもただちに全て削除された。こちらからリンクを発信しないかぎり向こうからリンクをもらうだけならあまり良い気分はしないが大きな問題ないかな、などと考えていた私にとってはこういう素早い対応は好印象。

この前の件といいZenbackスタッフは技術的にはなかなか爪のあまい印象はあるが、サポート対応は丁寧な印象がある。なんでも人件費削減の風潮があるなかで珍しい感じはするが、もう少し技術陣にも人的な余裕をあたえてあげても良いような気がする。

Zenbackクラシファイドの時にも思ったが、このサービスはアイデアは画期的でサービス提供にスピード感もあるのだけど、なんか理想と現実のギャップが大きいままグダグダになってる感はある。個人的にはこういう企業は応援してあげたいのだが、身をきってZenbackを設置しつづけるという程でもない。

万が一、まずありえないが、なんかの拍子に無料ブログを利用する事があればまた Zenback を使ってみても良いかな。