みなみけ おかえり を観た

前回に引き続き みなみけ おかえり を観た。

第二期に比べると原作に近くなったというか、ほのぼのホームコメディに戻ったような気がする。製作会社は二期と同じだが、彩色や演出は一期に近くなったと思う。もしかしたら二期の評判があまりよくなかったのかも知れない。エピソードもほとんど原作準拠で無難にまとまったという感じ。それはそれで面白みがないが、二期のように不可解な演出をされるよりはいいかも知れない。

そして私がもっとも期待していた冬馬の甘やかされ妹っぷりがいかんなく発揮されていて、その点は大満足。マコちゃんの出番が減ったのもあって単なる男装キャラとしてではなく、男兄弟の中の末の妹としてのわがままな感じがよく出ていてよかった。藤岡との絡みでの男っぽさと、兄貴にプリン食べられたくらいで泣きながら怒る幼さの良いバランスが冬馬の魅力だ。もともと冬馬の男っぽさは、精神的な幼さが生み出すものだと思うので、兄貴たちが出てこないと冬馬の可愛らしさはひきたたない。原作者が女性だからだろうか、よくある萌えキャラのようなわざとらしい妹には無い魅力が冬馬にはある。