変ゼミを見た

テレビアニメ、変ゼミを見た。

タイトルは「変態生理ゼミナール」の略で、いわゆる変態的な性癖を研究するゼミのことだが、舞台が単に大学のゼミという設定があるだけで特に心理学的な考察があるわけではなかった。変態的な性癖を持つゼミ生の自己分析というか自己肯定の手段としての心理学要素はあるが、用語が多少でてくるだけであくまでギャグ漫画の範疇におさまっている。

内容としては唯一の常識人である松隆奈々子が変態ぞろいのゼミ生に翻弄されるというスラップスティックコメディ。昔でいえば究極超人あ〜るのような作品で、深く考えながら見るような作品ではない。

この手の作品はゼミ生の変態性に奈々子や読者が慣れてしまわないようにインフレーションを続ける事が多く、あんまり長く続けられない可能性が高いように思う。おそらくあ~るのように次第に非日常的な日常を描いたコメディになっていくと予想される。

まあ何も考えず見るには面白かった、もう一度見たいとは思わないが。