アニメ・漫画」カテゴリーアーカイブ

ギャラクシーエンジェルA&AAを見た

前回に続いてまたまたギャラクシーエンジェルAとギャラクシーエンジェルAA(第三期)を見た。

第三期はギャラクシーエンジェルシリーズの中でも一番面白い。第二期で確立したドタバタギャグとパロディネタの路線を踏襲した上で、できる限りの事をやり切っている感じがすごく伝わってくる。

「ピュルリクマジカルステーキ(第27話)」や「数珠つなぎ手打ちそばつなぎなし(第18話)」など他にも何度見ても飽きないエピソードが多いが、何気にTV未放送の「恥カキフライあがり過ぎ(第53話)」でのフォルテがかわいすぎて笑えるw。

そういえば最近、マリブ・ペイロー役を演じていたサエキトモがラジオパーソナリティとして芸能活動を再開したという事で、とても喜んでいる。サエキトモと言うと、どちらかというとガイナックスのラジオでの活躍の方が印象が強いが、いずれOVAという形でもいいからギャラクシーエンジェルの続編が作られれば良いなと密かに願っている。

ギャラクシーエンジェルZを見た

前回にひきつづき、ギャラクシーエンジェルZ(第二期)を見た。

第二期ともなるとギャラクシーエンジェルの形のようなものが完全にできあがっているような気がする。とくに合体ロボットの回は何度見ても面白い。最近ではこの手の昔のアニメや特撮のパロディネタをやる事が多くなっているが、こういう風にきちんと作品として消化されていて、元ネタを知ってる人も知らない人も面白いというのは少ないような気がする。ギャラクシーエンジェルでは回を重ねるごとにスタッフの悪ノリみたいなものが良い方向に転がって、何度見ても面白いパロディをやっているので大好きだ。

ギャラクシーエンジェルを見た

ずいぶんと久々になるが、ギャラクシーエンジェル(第一期)を見た。

久々に見るとやっぱり面白い。この作品を見るまではいわゆる “萌え” というのにまだ少し抵抗があったのだけど、きちんと内容で勝負している作品もあるのだと知ってそういう事にあまりこだわらなくなった。

もちろん私の大好きなスラップスティックコメディ、細かい理屈は抜きにしてアニメならではの演出で爽快な笑いを提供してくれる。第一期はまだ垢抜けないというか、完全にギャグに舵を切ってる感じがしないが、それでも優秀なギャグアニメだと思う。とくにノーマッドとウォルコット中佐を考えた人は笑いをよく解っていると思う。

いまじゃあブロッコリーもあんまりアニメに携わってないようで、続編が作られる事はもう無いと思うけど、この頃のスタッフがまたこういう感じのギャグアニメを作って欲しいと思う。

ニニンがシノブ伝を見た

映画を立て続けに2本みたので、キューブゼロを見る前にちょっとアニメが見たくなって、ひさびさにニニンがシノブ伝のアニメを見た。

いやあ何度見ても面白い。最近この手のおバカなギャグアニメが少ないような気がする。と言ってもみつどもえあたりは同じ系統かな。

この作品のキモはなんと言っても音速丸を演じる若本規夫の演技だろう。いまでこそネットでカルト的な人気がある御大だが、この頃はまだこの手のキャラよりも銀英伝のロイエンタールの様な二枚目キャラを演じる方が多かったような気がする。最近ではそのアクの強さが少々くどく感じられるので個人的にはあまり好きではないのだが、音速丸を演じている御大はとても光っていると思う。

またこの手のちょいエロおバカアニメが作られないかなあ、萌えなんていらんからはじけたおバカが見たいのさ。

究極超人あ~るを読んだ

ひさびさに、ゆうきまさみの漫画である「究極超人あ~る」を読んだ。

光画部という文科系部活を中心にアンドロイドのR・田中一郎とその仲間達がおりなすギャグコメディなのだが、これは最近でいえば「げんしけん」とかの走りとなるのだろうか。現実的にいってこの手の文科系の部活に明るく元気な女子がいる事がすでにファンタジーだと思うのだが、実際はどうなんだろう?

たとえば軽音部とか吹奏楽とか音楽系・美術系なら女子がいるのは理解できる。光画部は端的にいって写真部なので美術系といえなくもないが、あまり女子が興味を持つような趣味ではないような気がする。

みつどもえ 1~10巻を読んだ

アニメでちょっと面白かったので、みつどもえの原作漫画を読んでみた。

まず絵が下手である。後半になってくるとそこが味のように思えてくるが、序盤はちょっと雑というか汚い印象を受ける。ギャグは相変わらず下品で小学生ばかりのキャラクターの個性もあいまって良い世界観を構成していると思う。萌えるような要素はほぼ皆無といっていいが、こういう割り切ったギャグは好きだ。特に最近は中途半端に萌えを意識した日常作品が多いので新鮮な感じがする。

ただ10巻まで読んでみてさすがにギャグに勢いがなくなってきている印象はぬぐいえない。この先15巻~20巻くらいまで連載が続けば飽きがくる読者が大半のように思う。もともとキャラクターの多い作品なので新キャラを追加してテコいれするわけにもいかないだろうし、今後どうなっていくのかちょっと不安かも知れない。

ゆるユルにゃー!!を読んだ

小石川ふに の漫画、ゆるユルにゃー!!を読んだ。

びっくりしたりちょっとした事ですぐおもらしをしてしまう子猫のヨーク、そんなヨークが迷子になってしまって周囲に見守られながら元気に過ごすほのぼのコメディ、といったところだろうか。もともとが女性向けの作品なのでロリ萌えといった要素はあまりなく、まるで絵本を読んでいるようなほのぼの暖かい気持ちにさせられる作品である。

登場する他のキャラクター達も大半が女の子の猫であり、ヨークはみんなから好かれてはいるが百合という感じでもない。そういうまったく毒気のない感じが男性読者にとっては物足りなく感じられるかも知れない。でも全3巻という短さなのでちょうど飽きがきたくらいに綺麗に終わってくれる。ふと思いつきでやさしい気持ちになりたい時には良い作品かも知れない。

バカとテストと召喚獣を見た

バカとテストと召喚獣のアニメを見た。

今から考えるとなんでこのアニメを見たのかよく解らないが、なんともラノベらしいラノベ原作アニメというか中二設定めじろおしの作品だった。もちろん私もアニメオタクである以上はある程度中二病をこじらせているのだが、さすがにこの作品ほどとなると見ていてちょっと気恥ずかしい。という訳で個人的にはあまり楽しめる作品ではなかった。

ただだからといってこの作品が駄目だという訳ではなく、少年漫画でさえ主な購読者層が子供よりも大人だという昨今、ターゲットを明確に絞って作品を作る姿勢はとても良いと思う。そういう作品をいい年こいて見ようと思った私の方が悪かったのだ。しかしこりずにこれからもラノベ原作のアニメを見ていこうとは思っている。

みつどもえ 増量中を見た

ようやくテレビ放送が終了したので、みつどもえ 増量中のアニメを見た。

相変わらず下品というか、うんこやしっこと言った小学生レベルのギャグが満載の作品だった。しかしイヤらしさや露骨な萌えを狙った描写が少ないので、そういう部分が逆に好感がもてて実に良い作品にまとまっていると思う。

しかし制作費の問題なのか第二期が全8話という構成はちょっと短く感じる。しかも第一話はガチレンジャーのエピソードだし。こういう作中劇をピックアップするやり方は古くは機動戦艦ナデシコあたりから結構ありがちだが、正直作り手側の自己満足に過ぎないような気がする。そりゃあ自分も小さい頃は戦隊モノが大好きだったが中途半端なパロディなんか別に見たくもない。ガチレンジャーはあくまで ひとは が好きな戦隊であって、こちらはそれほど思い入れや興味があるわけではないからだ。アニメの作り手が楽しんでアニメを製作するのは良い事だと思うのだが、もうちょっと他にピックアップすべき部分があったのではないだろうか。

まあ全体としては期待以上に楽しめたと思う。おそらく第三期があるとは思えないが、いずれ原作漫画を読んでみたいと思うようにはなった。

最後の制服を読んだ

袴田めらによる名作百合漫画、最後の制服を読んだ。

私は百合を前面に押し出した作品はそれほど好きではないのだが、この作品は特に情緒的というか詩的な雰囲気で結構お気に入りである。

思春期特有の危うさや思い込みをとても上手く描いていて、女の子同士のほのかな恋愛を描いているのにも関わらず妙に共感できる。自分も中学生くらいの頃は狭い世界で自分の思い込みの力だけで恋をしていたからだ。なんというかこの作家さんはそういう罪のないエゴイズムというか、かわいらしい身勝手さを描くのが上手いのだと感じる。百合を耽美さだけではないというか奇麗事のみだけで描かない所に好感が持てる。それでいて悪意や嫌悪感はまったく感じない。

機会があれば袴田めら氏の他の作品もいずれ読んでみたい。