日清 麺NIPPON 八王子 たまねぎ醤油ラーメンを食べた感想 むらおこしを目指すには没個性すぎる醤油ラーメン

今回は日清食品の「麺NIPPON 八王子 たまねぎ醤油ラーメン」というカップラーメンを食べてみた。

日清 麺NIPPON 八王子 たまねぎ醤油ラーメン @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
日清 麺NIPPON 八王子 たまねぎ醤油ラーメン @ 楽天市場

フタを開けると裏に「八王子ラーメンとは…」という説明書きが書いてある。「都内屈指のラーメン激戦区である八王子で50年もの長きにわたり幅広い年齢層に愛されているラーメン」とのこと。ぶっちゃけ都内の大きな駅周辺でラーメン激戦区じゃない所なんてないだろうにバカじゃないの? 地方の人しかだまされないでしょ。と思わないでもないが足の指も含めれば20位以内に入れば屈指と言えなくもないので一概に間違いとはいえないのだろう。

作り方はフリーズドライのチャーシューとメンマが入ったかやくを麺にあけてお湯を注いで待つこと4分、麺をよくほぐしたあとに液体スープを入れて後のせかやくを入れて最後にノリを入れればできあがり。スープを一口飲んだ感想は素直に美味い昔ながらの醤油ラーメンだ。鶏がらベースの醤油ラーメンに豚のラードを足したのがこのスープのキモらしいのだが、これもぶっちゃけ「醤油ラーメンにラードを入れるのなんて今どき家でなら誰でもやるだろ」と思ってしまう。

次に麺だが4分待つわりにはとんこつラーメンと見紛うくらいの細麺だが、これはこれで美味い。醤油ラーメンといえば中細のちぢれ麺というのが定番だと思っていたが細麺も意外と悪くないというのは新しい発見だった。

最後に具材だが、先に紹介したチャーシューとメンマの他には「自称・八王子ラーメン」のもうひとつのキモである刻み玉ねぎが入っている。お店で出すラーメンは長ネギが普通で玉ねぎを入れるのは確かに珍しいといえなくもないが、これも正直「ラーメンに玉ねぎを入れるくらい家でなら誰でもやるだろ」と思ってしまう。

フタの裏に「ラーメンによる八王子のむらおこしを目指す」という崇高な目的のために「八麺会」なる組織までつくった八王子のラーメン屋さん達には申し訳ないが、正直むらおこしをするには没個性極まりないとしか言いようがない。決してこのラーメンが美味しくないわけではないが誰がこれを食べるためにわざわざ八王子まで行くというのか。普通に昔ながらの醤油ラーメンでこれからも地域密着でやっていけば良いのに余計な欲を出して「八王子ラーメン」だなんてとってつけたようなブランドイメージを作り上げようとするなんて自殺行為としか思えない。きっと次の50年後には「八王子ラーメン」を出さないラーメン店が多く生き残っていることだろう。