Amazonプライムビデオで古谷一行の金田一耕助シリーズ「八つ墓村」を見た感想

Amazonプライムビデオで古谷一行の金田一耕助シリーズ「八つ墓村」を見た。

横溝正史による推理小説「八つ墓村」は、映画化されること3回、TVドラマされること6回にも及ぶという名作中の名作だが、今回視聴したのは1978年に古谷一行の主演で映像化された「横溝正史シリーズII・八つ墓村」というTVドラマシリーズである。名探偵・金田一耕助を演じた俳優は数多くいるが、やはり私としては石坂浩二かこの古谷一行のどちらかと言うイメージが強い。

これまでに9度も映像化されてる事から「八つ墓村」という日本推理小説の傑作についてはあえて語る必要もないと思うが、このTVドラマシリーズは1978年に作られたというだけあって映像がとても古い。作品の舞台が戦後まもない昭和なのでドラマが作られた時代と20年以上もずれがあるのだが、現在はこのドラマが作られてからさらに30年以上の月日が経っている。どちらも私が生まれる前の話なので想像する他ないが、そのなんとも言えず時代を感じる所が良い。

悪い言い方をすればチープな映像が、横溝正史の描く戦後昭和の世界観と上手くマッチしていて良いのだ。あとは小説一本を1時間ドラマ5本で制作するなど今なら若干間延びした感もある脚本がのんびり見るにはちょうど良い。

この古谷一行の金田一耕助シリーズは他にもAmazonプライムビデオで視聴ができるみたいなので、暇があったら他の作品も見たいと思う。