キルラキルを見た感想 古く懐かしく熱いアニメ

TVアニメ「キルラキル」を見た。

この作品の特徴はなんと言ってもそのテイストの古臭さにあると思う。物語の展開、キャラクターデザイン、画面の演出、セリフなどなどどれをとっても昔のアニメを彷彿とさせる古臭いテイストにあふれていて、それでいて斬新な印象を与えることに成功している。ちなみに「古臭い」という表現は悪口ではなくほめ言葉だ。こういう昔のアニメのテイストを取り入れた作品は探せば他にもたくさんありそうなものだが、ここまで徹底してやってそれでいて成功を収めている作品は稀有だと思う。

唯一気になる点としては全24話という構成に少々中だるみを感じた事だが、それは私が1クール12~13話の構成に慣れきってしまってるからだろう。考えてみれば全52話のアニメとかよく見ていたなと思う。

ちなみに私はこの作品の2期や続編を見たいとはちっとも思わない。最近は「2期や続編が作られるアニメが良いアニメだ」などという風潮が一部にあるようだが、本当に良いアニメはやるべきことを1期でしっかり完結させているから続編など作りようがないはずなのだ。その点、このアニメはしっかりと1期で語るべきことを語りきって完結させている所が素晴らしいと思う。