ガールズ&パンツァーを観たけど、あんこう踊りって何だよw

テレビアニメ、「ガールズ&パンツァー」を観た。

華道や茶道の様に、主に女子の嗜みとして戦車を操縦して砲撃戦をする「戦車道」という文化が存在する世界のお話。女子に近代兵器というとどうしてもストライクウイッチーズを思い出すがどうやらキャラクター原案に島田フミカネ氏が関わっているようだ。

ただしこちらはパンツが見えたりなどのお色気要素はなく、ファンタジー要素も少なくどちらかというと体育会系の部活動のテイストで描かれている。しかし少々チープながらも3DCGを駆使した戦車戦の描写はなかなかのもので、特に戦車に詳しくなくとも見ていて楽しい。また音楽の素養がある水島努監督のアイデアか軍事オタクのスタッフの趣味か解らないが、敵対チームの登場シーンで流れる各国の民謡や行進曲がなかなか良い雰囲気を出していた。

そして水島監督といえば独特のギャグセンスが私は好きなのだが、作中にほとんど何の脈絡もなく敗戦時の罰ゲームとして「あんこう踊り」なる珍妙な踊りが登場したのには笑ったw なんでもフリつけは水島監督が自ら行ったらしいが、主人公の所属する学園が大洗女子学園なので、実在の大洗町で毎年「大洗あんこう祭」というのが開催される事にかけたギャグなのだと思う。というかこの大洗町ってあれですよね、うる星やつらなんかで押井守監督がよく意味もなく出す「大洗海水浴場」の元ネタの町ですよね? う~ん、どこからがギャグでどこからシリアスなのか解らない。

とにかく当初想像していたよりかなり楽しめる良作アニメだった。まあ第2期が見たいかといえばあまり話の展開も期待できないので別に見なくても良いが、こういう系統の作品がまた出ても良いと思う。戦闘機、戦車ときたので、次はやはり「潜水艦」ですかね。一時期映画でも流行りましたが、緊迫した潜水艦での戦いをぜひアニメでも見てみたい気がします。