日清 麺職人 コーンしおバター味を食べた感想 まずくはないが面白味がまるでない

今回は日清食品のカップラーメン、麺職人シリーズからコーンしおバター味を食べてみた。

日清 麺職人 コーンしおバター味 @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
日清 麺職人 コーンしおバター味 @ 楽天市場

麺職人は好みの問題もあるだろうがノンフライの細麺を比較的安価な値段で味わうことができるので、私はこれはこれで嫌いではない。そんなことを考えながらフタを開け、粉末スープとかやくを麺の上にあけてお湯を注いで待つこと4分、最後に調味オイルを入れたらできあがり。

実際に食べた感想としてはスープはあっさり目の塩味にバター風味の香りとコクがある。決してバターではない。原材料一覧を見てみるとバターから乳脂肪以外の成分を除いたバターオイルというものが入っていて、これが少々独特な風味を生み出している。美味いともまずいとも言い難い本当に微妙な味である。

麺のほうはいつもの麺職人の味を想像していただければ良いと思う。できあがり時に麺をほぐすのがちょっとやっかいないかにも科学的な麺。下手すれば輪ゴムを食べてるんじゃないかと錯覚しそうになるほどのコシのある細麺だ。上でも言ってるが私はこのジャンクな食感がこれはこれで嫌いじゃない。ノンフライとか言いつつ従来のインスタント麺よりジャンクな味というのが面白い。なお全粒粉を使ってるからか麺がところどころ黒くなっているが、それが味に何かインパクトを与えているということもない。

かやくはコーンとネギが少々と言ったところで、全体的には普通というか麺以外はまったく奇をてらわない可もなく不可もない実に面白みのない味だった。まずいと声をあげて言う必要はないものの今後再び買って食べることはまずないだろう。

格安ゲーミングヘッドセット Beexcellent GM-1を使ってみた感想 全体的に音がこもって聞き取りづらいがこの値段ならあり

近頃PCゲームをやるようになった私はマルチプレイ時のボイスチャット用にマイクの付いたゲーミングヘッドセットを買ってみた。

Beexcellent GM1 ゲーミングヘッドセット @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
Beexcellent GM1 ゲーミングヘッドセット @ 楽天市場

今回購入したのは Beexcellent(ビーエクセレント) という聞いたこともないメーカーのGM1という機種だ。アマゾンのPC用ヘッドセットの売り上げランキングで上位の中から比較的安くかつゲーム用途に適していそうなモデルを選んだ。ランキング1位の ARKARTECH G2000 ゲーミングヘッドセット と悩んだが、こちらは1000円近く高い上に肝心のマイク部のサイズ・感度・インビーダンスのデータがまったく同じなのでアマゾンの無名メーカーによくある「見た目と販売元は違うが中身はほぼ同じ商品」だと推測して安い方を買ったという訳だ。

商品が届いて外観をみた感想は「これで約2000円は安くない?」だった。値引き前の参考価格は約4000円ということだがこの値段なら納得というか4980円くらいしてても違和感のない作りである。かと言って高級感はなく5000円を超えたら間違いなく「高いな」と思う程度の見た目である。サイズも大きすぎず小さすぎず、重くて頭が疲れるということもない。

これであとは音がよければ言うことはないのだが… 正直なところ「まあこんなもんだよね」という程度の音質だった。

まずはヘッドホン部だが高音の抜けが悪く少しこもったように聞こえる。同じ2000円くらいのヘッドホンと比べてもだいぶ劣るというか、ぶっちゃけ100円ショップのイヤホンよりはマシという程度の音である。まあ音楽を聞くためのものではないので音質はあまり気にしないという人はこれでも構わないだろう。

そして肝心のマイク部だが、こちらもこの値段では致し方ないことなのかも知れないが高音の抜けが悪く声がこもって聞こえる。アマゾンには「高音をばっさりカットすることでノイズをキャンセリングしている」という様な趣旨のレビューがあり、確かにノイズは少なく感じるものの声がこもって聞き取りづらいのもまた事実。そしてこの人の言うとおり、これ以上の音質を求めるならもっとお金をかけて良いものを買うべきなのだろう。

最終的な感想としては、音質に不満は残るもののゲームのボイスチャット用に初めてヘッドセットを買う用途としてはありなのではないかと思う。その上でボイスチャットの利便性に気づいてより良い音質を求めるならばヘッドホンとマイクが一つになったヘッドセットではなく、自分好みのヘッドホンとマイク機能の独立したコンデンサマイクを別々に買うと良いだろう。ヘッドセットの手軽さを取るかコンデンサマイクの音質を取るかはその人のスタイルによって選べばいい。

寿がきや 町田汁場 しおらーめん進化を食べた感想 鶏豚魚介スープのハーモニー、あっさり目だけど味は濃い

今回食べたのは寿がきや食品のカップラーメン「町田汁場 しおらーめん進化」だ。寿がきやといえば愛知県のメーカーで名古屋のイメージが強かったが、東京町田のラーメンも出していたのかと少し興味をひかれつつ食べてみた。

寿がきや 町田汁場 しおらーめん進化 @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
寿がきや 町田汁場 しおらーめん進化 @ 楽天市場

作り方は麺の上にかやくをあけてお湯を注いで5分待ち、液体スープとあとのせかやくを入れてよくかき混ぜればできあがり。スープを一口飲んで最初に出た感想は素直に「美味い」だった。まず一瞬にしてそれとわかる焼アゴとかつおのダシの香りと味が口に広がり、その後に鶏と豚の脂のやや濃厚な味がやってくる。濃厚と言ってもこってりと言うほどに濃くはない。あくまで味覚の主役は魚介スープだ。ダシが濃いので安い塩ラーメンにありがちな塩気で味をごまかすという事もない。

お湯を注いだ後の待ち時間は5分だが麺はノンフライの細麺、かんすいが少ないのか色は白く、まるで太めの冷や麦のようにも見えるがこれがまた美味い。基本太麺が好きな私でもこの細麺は素直に美味いと思えた。

具は小さめのチャーシュにメンマ、あとのせかやくとしてフリーズドライの青ネギがついてくる。正直具はかなり少ない部類だと思うがそれを補って余りあるスープの美味さであまり気にならない。少し無理めに難を言えばスープが特徴的なので、それほど頻繁に食べたい味ではないというところだろうか。それでもしばらくしてこの味を覚えていたらきっとまた食べたくなるというカップラーメンだった。

マルちゃん 二〇加屋長介 鶏白湯うどんを食べた感想 商品コンセプトは良いが塩加減が本当にダメ

今回は東洋水産の「マルちゃん 二〇加屋長介 鶏白湯うどん」というカップうどんを食べてみた。

マルちゃん 二〇加屋長介 鶏白湯うどん @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
マルちゃん 二〇加屋長介 鶏白湯うどん @ 楽天市場

パッケージの説明によると、二〇加屋長介(にわかやちょうすけ)というのは〆にうどんを楽しめることで幅広い層に支持を得ている福岡県発祥の大衆居酒屋で、鶏白湯うどんはそこの人気メニューとのことらしい。カップのふたで「ホームページをチェックしちゃってん!」と店のゆるキャラみたいなのが言ってるのでホームページの説明文を読んでみると、東京の店舗のページには博多名物でもある極上の水炊きをベースにした「鶏白湯あつかけうどん」と書いてある。だが博多っ子ではない私からすると「鶏白湯ラーメンの麺をうどんにしただけ」としか思えないのでそのつもりで食べてみた。

作り方はフタを開けてお湯を注ぎ5分待ては完成。スープはお酒の〆で食べるように作られているからか、うどんにしてはしょっぱすぎる印象だ。これが鶏白湯ラーメンだったとしても少ししょっぱいと感じたかも知れない。お酒を飲んだ後であればこれが美味いと感じたかも知れないが、普通の食事としてはダメと言わざるを得ない。肝心の鶏白湯のコクというか濃厚さもそれほど感じられない。鶏白湯ラーメン好きとして少し期待していただけにとても残念な気持ちになった。

麺はよくあるインスタントうどんの麺だが、食べごたえもあり量も多めで概ね満足だ。まあそれだけにスープをもう少しなんとかできなかったんだろうかと思ってしまう。実在するメニューの再現と言われてしまえばそれまでだが、そのメニューのさらにアイデアの元になった博多名物の水炊きのスープだってこんなにしょっぱくはないだろう。お酒の〆にラーメンが美味いことは誰でも知ってはいるが、鶏白湯なら鶏白湯にふさわしい塩加減というものがあるはずだ。それがまるで醤油ラーメンのような塩加減では合うはずがない。

かやくは水炊きが元ネタらしく鶏のつくねが少しと小エビのてんぷらに青ネギが入ってる。量は多くないがスープさえよければ実にマッチしていただろうと思われる絶妙なチョイスだ。くどいようだが本当にスープさえよければ最高のうどんになっていただろう。

結論としては私が鶏白湯ラーメンが好きなせいでその味をイメージしすぎて期待したのも悪かったのかも知れないが、大きく期待はずれと言わざるを得ない。というかその点を除いても二〇加屋長介の「鶏白湯あつかけうどん」は本当にこの味なのかという疑問がぬぐい去れないほどにスープがダメだった。

エースコック 廣記商行監修 味覇使用中華風野菜タンメンを食べた感想 そのまんま過ぎてある意味面白いが二度とは食べない

今回はエースコックの「廣記商行監修 味覇使用中華風野菜タンメン」を食べてみた。

エースコック 廣記商行監修 味覇使用中華風野菜タンメン @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
エースコック 廣記商行監修 味覇使用中華風野菜タンメン @ 楽天市場

何を隠そう私は一日の食事はほぼ自炊で済ませている。たまにこうしてカップラーメンを食べたり、スーパーの弁当を食べたりするのは楽だからというのもあるが自炊では味わえないジャンクな味を楽しみたいという欲求からでもあった。そういう訳で味覇(ウェイパー)あるいは創味シャンタンと言った中華調味料もよく使っている。だから食べる前からある程度の味は想像できているが果たしてどうだったのか?

作り方はフタを開けかやく入り粉末スープをあけてお湯を注いで3分待ち、最後に液体スープを入れて完成。この液体スープの見た目と匂いはまさしく味覇のものである。そしてスープを一口飲んでみると… 「そのまんまじゃねーか!!」 とある意味当たり前の感想が思わず口から出た。

そう、本当に当たり前なのだが味覇を使って作った料理そのままの味である。美味いといえば美味いし決してまずくはないのだが、これなら別に生麺を買ってきて自分でスープを作って食べた方が良いんじゃないかと思ってしまう。だが同時にわざわざそんなことをするほどには美味くない。カップラーメンだからぎりぎり許される美味さ。これがこのカップラーメンを食べた私の率直な感想である。

麺はエースコックの従来の商品と変わらぬオーソドックスな味。これがまた平凡なカップラーメンの味を実によく表現していて美味いともまずいとも言えない微妙さ。

かやくは「キャベツ・チンゲン菜・コーン・人参」などが入っていてこれまた「味覇で作った中華風野菜炒めそのままじゃねーか!」という印象を強くしている。味の素を使って作った和食もそうだが、味覇を使って中華を作ると全て同じ味になるという事実を如実に語るカップラーメンが今回の商品だ。普段自炊をする人ならこの一点のみを持って一度食べてみると面白いと思うが、同時に一度食べたら二度と食べたいとは思わない味でもあるだろう。

マルちゃん やみつき屋 豚骨醤油を食べた感想 チャレンジ精神は認めるが惜しい商品

今回は東洋水産の「マルちゃん やみつき屋 豚骨醤油」というカップラーメンを食べてみた。何を隠そう私の最も好きなラーメンの種類は担々麺と豚骨醤油ラーメンである。最近は鶏白湯なんかも好きだがまあそれだけに期待を持って食べたというわけだ。

マルちゃん やみつき屋 豚骨醤油 @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
マルちゃん やみつき屋 豚骨醤油 @ 楽天市場

作り方はフタを開けてお湯を注いで5分待てば完成。かやくやスープの袋をいちいち開ける必要もないというのは簡単で良い。そしていつもならばスープからレビューをするところだが今回はまず麺からいかせてもらうと、カップラーメンにしては「豚骨醤油」にふさわしくちゃんと太めの麺だった。九州発祥のとんこつラーメンは細麺だが、神奈川の横浜発祥の豚骨醤油は太麺、これをきちんと再現しているカップラーメンがほとんど存在してないなか、麺にもこだわりを見せるところはさすがマルちゃんといったところか。

ただまあ仕方ないことではあるが麺に太さはあってもコシがない。なのでこれがおいしいかと言われると私はNOと答えざるを得ない。本当はできるだけ高く評価したいが「チャレンジ精神は評価する」と言ったところが私の本音だ。食べごたえはあるので学生さんとかには評価が高いかも知れない。

スープはオーソドックスなカップラーメンの豚骨醤油の及第点。まあこちらもこの価格帯で濃厚な豚骨醤油スープを再現しろという方が無理な注文なのかも知れないが、「やみつき屋」という商品名ほどやみつきにはならないことは間違いない。

具はフリーズドライのもやしやキャベツと言った野菜が結構多く入っていて、おそらくコストはここに多く割かれているものと思われる。

全体的な感想としてはやはりまあ仕方ないことではあるが「惜しい」商品だと思う。せっかくの太麺にはコシがなくスープは普通、もやしなど野菜の具は多めで味はともかくお腹はふくれるので学生さんや肉体労働をしている人達の昼食としては悪くないのではという印象だ。

日清 カップヌードル 肉食リッチ 贅沢肉盛り担々麺を食べた感想 ネットやSNSを意識しすぎた商品、スープは旨い

今回は日清のカップヌードルシリーズの新商品「カップヌードル 肉食リッチ 贅沢肉盛り担々麺」を食べてみた。

日清 カップヌードル 肉食リッチ 贅沢肉盛り担々麺 @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
日清 カップヌードル 肉食リッチ 贅沢肉盛り担々麺 @ 楽天市場

下の画像ではわかりにくいが黄金に輝くパッケージに「肉食リッチ」「贅沢肉盛り」の文字、希望小売価格税別230円の商品なので正直そこまでではないと思うが割と攻めてるなと印象を受ける。調理方法は普通のと同じくお湯を注いで3分待ったら完成、お好みで付属のラー油を入れて辛さを調節する仕組みだ。

まずスープだが私は辛い食べ物が大好きなのでラー油を全部入れて食べたが、これがかなりの辛さになった。ラー油の辛さだけでなくちゃんと花椒のピリリとした辛さも感じられてかなり良い。ただパッケージ横には「ごま約1000粒分のセサミン入り」と書いてあるがセサミンはともかくゴマの風味はもうちょっとあっても良かったかなと思う。よく言えば本格中華風、悪く言えば今どきの基準では濃厚とは呼べない今一歩なスープだが、まあこれはこれで十分に美味しいと言える味だ。

麺はいつものカップヌードルで、これが好きという人はこれで良いのだろうが個人的にはもう少し食べごたえのある方がスープにも合うと思う。

そしてこの商品のセールスポイントである具材だが、ご想像どおりいわゆる「謎肉」が大量に入っている。例のフリーズドライされた四角形の肉のかたまりだ。今回の商品の謎肉は花椒などで味付けされた特別製とのことだが、ぶっちゃけ謎肉は少しだから良いのであって、たくさんあると逆にそのチープさが目立ってしまってよくない。同じ肉でも担々麺らしく普通にひき肉にしてくれた方が良かった。

ただまあ日清の販売戦略も理解できる。普通にひき肉多めのカップヌードルを出したところで大した話題にもならずに消えていくだけだろう。それよりは謎肉多めにしてSNSやらまとめサイトやらYouTubeで話題にしてもらった方が売れる可能性がある。美味しくてもまずくても話題になったもの勝ちということなのかも知れない。

マルちゃん正麺 カップ うま辛野菜タンメンを食べた感想 商品名のとおりちゃんと辛くて野菜も多い!

さて今回は私がここでインスタントラーメンのレビューを始めて以来イチオシのマルちゃん正麺シリーズから「カップ うま辛野菜タンメン」を食べてみた感想を書いていきたいと思う。

マルちゃん正麺 カップ うま辛野菜タンメン @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
マルちゃん正麺 カップ うま辛野菜タンメン @ 楽天市場

マルちゃん正麺シリーズだからそれなりに美味いことは疑いはないが、「うま辛と言ってもどれだけ辛いの?」「野菜はどれだけ入ってるの?」と他商品より少しお高いだけに気になるポイントは尽きない。フタを開けてみるとフリーズドライのかやくが2袋に、粉末スープと液体スープという組み合わせ。このうちかやくのみを麺の上にあけてお湯を注ぎ5分待った後にスープを入れて混ぜれば出来上がりだ。

まずはスープだが「うま辛」という商品名から想像される以上に「本当に辛い」。いやマルちゃん正麺に限らずこの手の辛さを推したカップラーメンは辛いもの好きである私には物足りない中途半端な辛さである事が多かったが、今回食べたこの商品はしっかりと辛い。小さなお子さんや辛いものがあまり得意ではない人は絶対に食べられないであろうというくらいの「攻めた辛さ」だ。唐辛子の辛さがつねに舌に感じられて私は好きな味だが、ベースとなるタンメンスープは割とオーソドックスな味で辛さに合わせてもう少し濃厚でもよかったかなと思った。

麺についてはさすがのマルちゃん正麺。インスタントラーメン業界の麺の基準を一気を押し上げ、ライバル社であり業界トップの日清ラ王シリーズを時代遅れにしただけはある完成度だ。まあこの辺は好みの問題もあるので日清ラ王シリーズのファンの方は怒らないでほしい。

最後にかやく。フリーズドライで別袋にされたキャベツやたまねぎなどの野菜は一見少ないように見えるが、お湯を入れて麺と一緒に混ぜたあと実際に食べてみるとこれが結構多い。お店で食べるラーメンほどの量ではもちろんないが、カップラーメンにしては多いなとシンプルに思わされる量で満足だ。代わりに肉類の具材は少なく、その点が少し残念だがまあ仕方がないかなという感じだ。

総合評価としては80点をあげても良いくらいだと思う。特に商品名の通りちゃんと辛いところが辛いもの好きとしては評価が高い。あとは野菜の多さで得点をかせいで、個人的な好みではスープがもう少し濃いめだったら90点をつけても良かったかなという感じである。というかぶっちゃけタンメンより味噌味のほうが良かった。正麺のカップにはすでにうま辛担担麺があるので無理な注文だけど。

マルちゃん QTTA メキシカンタコス味を食べた感想 東洋水産は宣伝戦略の見直しを

昨日のスパイシーコンソメ味に続いて今日は「マルちゃん QTTA メキシカンタコス味」を食べてみた。

マルちゃん MARUCHAN QTTA メキシカンタコス味 @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
マルちゃん MARUCHAN QTTA メキシカンタコス味 @ 楽天市場

作り方は前回と同じく普通のカップラーメンと変わらないので割愛。まずスープだがメキシカンタコスという名称から想像できる通り、トマトをベースにした数種の野菜と肉の旨味がしっかりと感じられて中々おいしかった。ライバルである日清のカップヌードルのチリトマト味と比べるとトマトの酸味は抑えめで、その代わり肉の旨味がきちんと感じられる分だけ私はマルチャンの方がおいしいと思った。辛いもの好きの私としてはもう少し辛い方が好みだが、おそらく普通の味覚の人には辛すぎないちょうどよい辛さになっていると思われる。

昨日から結論を持ち越した麺については、やはり特に「ラードで揚げた」部分に明確な違いは感じられなかった。自分でもどういう理屈なのかは解らないが、強いて言うなら植物油っぽくないところがよりナチュラルな小麦粉の味を再現していると思われる。それよりも特徴的なのは麺の形で、インスタントのカレーうどんの麺を薄く細くしたような独特の麺がこれまでのカップヌードルになかった食感を生み出していて面白いと思った。私は好きだ。

具についてはタコスの名から想像できる通り、いわゆる謎肉が普通のカップヌードルより少し多めに入っている、あとはおそらくフリーズドライされた玉ねぎや赤ピーマンが入っていて地味に嬉しい。

最終的な結論としては中々完成度が高く、日清のカップヌードルの王座を狙う東洋水産の本気が伺える出来になっていると思う。ただカップヌードルのチリトマトがいまいち定番としての地位を確立してないように、このQTTAのメキシカンタコス味がスーパーのカップラーメンコーナーの定番として生き残るどうかは難しいと思う。

というか一番の問題は “QTTA” という名称や中途半端に若者(と言っても10代ではなく20代~30代くらいだろう)をターゲットに絞った宣伝戦略の気がする。日清のカップヌードルが売れてる理由の一つに、私は「家族が小腹が空いたときに食べられるようにお母さんが買い置きしてる」というのがあると思っているのだが、これが正しいと仮定すればもっと幅広い世代に高感度の高いタレントを起用した方が良かったのではないか。あとは古い手法ながらサッポロ一番のような耳に残るCMソングを長い期間をかけて浸透させるといいかも知れない。

マルちゃん QTTA スパイシーコンソメ味を食べた感想 日清の王座を狙う東洋水産の本気

最近とんとカップラーメンの新製品とはご無沙汰だったがぼちぼちレビューを再開したいと思う。ということで「マルちゃん QTTA スパイシーコンソメ味」を食べてみた。

マルちゃん MARUCHAN QTTA スパイシーコンソメ味 @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
マルちゃん MARUCHAN QTTA スパイシーコンソメ味 @ 楽天市場

なにを隠そうこの “QTTA(クッタ)” というマルチャンのカップヌードル自体が今回食べるのが初めてだ。東洋水産の公式ページでは「くった感がちがう」と書いてあり、まあ要は食べた満足感がこれまでの製品とは違うという商品コンセプトであるらしい。と言っても麺が1.5倍とか大盛りになってるわけではなく、「ラードで揚げた麺」「濃厚なスープ」「具だくさん」という3つの要素で満足感を演出しているらしい。

作りかたは従来のカップヌードルとなんら変わることなくフタをあけてお湯を注いで3分待てば完成。肝心の味だがなるほど濃厚だが濃すぎるというわけでもないスープはそれなりに美味しい。今回食べたのはスパイシーコンソメ味だがよくあるように塩味でごまかさずしっかりコンソメ味がする、それでいてしつこくなく何度か食べても飽きることはないだろう。

麺は薄く細く平たい少し珍しいスープがよく絡みながらもつるつると食べやすい食感で、開発段階でよく考えられていることがわかる。ラードで揚げたということでもっと脂っぽいと思っていたが、むしろ植物油で揚げた麺よりさっぱりしてる気がする。だが麺については今回それほど意識して食べたわけではないので結論は次回に持ち越すとしよう。

具の量については少ないとは言えないものの具だくさんというわけでもない、強いていえば普通よりちょっと多いくらいか。

全体的な評価としては東洋水産による定番商品化を狙う意気込み、さらにいえば日清のカップヌードルの王座を狙う野心が伺える。スーパーでの実際の価格展開がどうなっているのかわからないが、日清のカップヌードルより安い価格帯で商品を展開できればそれも夢ではないかも知れない。「食べ慣れた味」の壁を壊すのはかなり難しいことだと思うが、東洋水産にはがんばってもらいたい。