涼宮ハルヒの憂鬱 13~14巻を読んだ

漫画版・涼宮ハルヒの憂鬱の13巻から14巻を読んだ。

原作ノベルを読んでないから原作ではどの辺りになるのか知らないが、13巻は団員がそれぞれ小説その他を執筆して文芸誌を作るお話で、14巻は朝比奈みくるがもう一人やってきて二人で未来からの指令をこなしていくお話。

なんというか作品内でもそれぞれの登場人物が普通になってきているというような言及がされているが、物語的にもマンネリ化しているのかストーリーに勢いがなくなってきたのか、序盤の頃のような盛り上がりはなくなってきているように思える。もともと非日常な日常を描く作品と言われればそれまでなのだが、主人公であるキョンが状況に慣れてきてしまっているせいで、読者としても新鮮味を感じにくい。かといってジャンプのバトル系漫画によくあるような、異常な状況がどんどんインフレーションしていけば良いというわけではなく、要はバランスなんだろう。今は大きな流れの中の小休止のようなものか。

あとは別にもともと上手い人ではなかったが作画担当のツガノガク氏の書き込みのアラが目立つ。下手というより丁寧さに欠ける印象だ。アシスタントさんをやとってないのだろうか。