IS インフィニット・ストラトスを観た感想

テレビアニメ「IS インフィニット・ストラトス」を観た。

ハーレムアニメもここまでやればむしろ清々しいと思えるほどの作品だった。

基本的に女性しか扱えないはずの IS (インフィニット・ストラトス) と呼ばれる特殊な機体をなぜか動かせてしまった少年が主人公。舞台はその IS の操縦者を養成する訓練校。そしてその学校で唯一の男性である主人公は女性徒たちからモテモテ、という非常に解りやすい設定だ。さらにいうと主人公の姉が教官であり学生寮の寮母でありかつての名パイロットであったり、主人公の幼馴染の姉が IS の開発した天才科学者であったりと、よくもまあここまでご都合主義的な設定を恥ずかしげもなく盛り込めたと褒めてあげたくなるほどであった。

一応言ってくと私はハーレム作品もご都合主義も嫌いではない。むしろ大好きなのだが、この作品は少しそれが極端すぎだと思う。主人公の性格が好青年すぎるのも違和感を感じた。ハーレム作品としては王道といえば王道なのかも知れないが、ちょっとありきたり過ぎたのかも知れない。

ストーリーはそんなどうでも良い感じではあったが、IS による格闘シーンはなかなかであった。それだけに機体の優秀さのみで主人公無双な描き方ではなく、きちんと戦闘におけるカタルシスを感じさせるようなストーリー展開にして欲しかったな、というのが素直な感想である。