ゲームセンターCX 有野30代最後の生挑戦で課長に素敵なイラストをプレゼントしていた Nina Matsumoto さんは漫画家でもある

さて皆さんは「ゲームセンターCX 有野30代最後の生挑戦!」を見られただろうか。我らが有野課長がパイロットウィングスに生放送で挑戦するという番組だったが、その中の一企画で課長がアメリカで出会った女性イラストレーターから課長やスタッフ全員が描かれたイラストをプレゼントされるという場面があった。その作者の女性 Nina Matsumoto(ニーナ・マツモト) という名前に心当たりがあったため検索をかけてみたらやはり、日系カナダ人の漫画家・イラストレーターの “space coyote” こと Nina Matsumoto氏のことだった。いちおう証拠としてこの人の deviantartのギャラリー には、番組に登場したイラストと作者のコメントが掲載されている。

Nina Matsumoto氏は英語版のWikipedia(Nina Matsumoto)にも項目があるほど北米では知る人ぞ知る存在だ。この人の経歴を簡単にいうと、シンプソンズというアメリカでは大層有名なアニメーションの同人作品をネット上等で配布している所を Bongo Comics というコミックの出版社の目にとまりメジャーデビュー。その後ネット上での同人活動も続けるかたわら、自身のオリジナル漫画作品を発表している。代表作は Yokaiden(妖怪伝)、その名の通り日本の妖怪を題材にした日本漫画風の作品だ。妖怪伝についてはこちらのサイトで詳しく解説されているので興味のある人は見てみると良いだろう。

しかし自分のギャラリーにイラストを掲載しているくらいだから無償で描いたのだろうか。作品を見る限りこの人のゲームセンターCXにかける愛情は相当なものだと思われるので、Nina Matsumoto氏は喜んで描いたことと思われる。しかし念のためにいっておくと彼女はれっきとしたプロなので、番組側は作品を大事にするのも当然だが、無形・有形を問わずなんらかの形で謝意を示してあげて欲しいものだ。