ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破を観た

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破をブルーレイでようやく観た。

エヴァンゲリオンのテレビシリーズはリアルタイムでは見ていないが、旧劇場版が大ブームになっていた頃にはまって映画館で観た世代なので、この新劇場版は色々と面白い。

受けた印象としては、まず登場人物と人間関係が明るくなった。全員旧作の設定を受け継ぎながらもどこか人間が明るく前向きな印象を受ける。その結果なのか昨今の萌えアニメに迎合したのかは知らないが、シンジを中心に妙にラブラブしている。正直言って嫌いじゃない。テレビシリーズの時はまだ悩める若者だったので旧作のシンジの方に感情移入ができたが、いい加減おっさんになった今ではあの性格はちょっとキツい。逆に今作のシンジや他の登場人物は第三者的な視点で安心して観ていられる。あとは映画版のファンサービスかどうかは知らないが、女性キャラの露出があざといくらいに多くなった気がする。それもむしろ大歓迎だ。

後はなんと言っても戦闘シーンの迫力が増した。人間では無い使徒の人間離れした動きと、人形のエヴァの戦闘の演出がよく考えられていて、ブルーレイで何度も再生して観てしまった。あとはテレビシリーズでは友達とエヴァの謎解きに挑戦したものだが、今作ではそんな気が起こらない。まあ暇な時間がたくさんあった学生の頃に比べて、娯楽として観るアニメでそんなに頭を使いたくないというものあるが、実際にテレビシリーズと比べて娯楽作品としての作りがしっかりしている様に思える。俄然続編が楽しみになってきた。三作目のQの上映はまだ未定のようだが、2011年のうちにはぜひ上映してもらいたい。まさかとは思うが、売り上げが芳しくなくて途中で打ち切りなんて事にならないで欲しい。ブルーレイちゃんと買うからさ。