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.tc ドメインが突然の値上げ ccTLD を取得する際は気をつけよう!

先日2chのとあるスレッドで、こういう発言をしている人がいた。

2文字.tc持ってるんだが
更新料が4060円→50万円に突然値上げされた的な連絡来てワロタw
ワロタ…

それとは別にWEB上にはこんな記事を上げている人もいる → ドメインがいきなり120倍値上がりした

一応解らない人のために説明すると、.tc というのはWEBサイトなどのURLに使われるドメインの一つで、よくある .com とか .jp と同じものだと思ってもらって構わない。そのドメインの中でもこの .tc は ccTLD (country code Top Level Domain / 国別コードトップレベルドメイン) と呼ばれるものの一種で、.jp が日本の ccTLD なのに対し、.tc はイギリスの海外領土、タークス・カイコス諸島の ccTLD である。「国別」なのにどうして海外領土にも ccTLD があるのかというと、そもそも “country” という言葉の意味が現代日本語の「国」とは微妙に違うからなのだが、ここではその説明は割愛する。

しかし年額4060円だったドメイン更新料がいきなり50万円とはひどすぎる。およそ123倍だ。第二次大戦前のドイツじゃあるまいし、ハイパーインフレにもほどがある。自分自身も何個かドメインを所有している事もあり、あまり他人事とは思えないので詳細を知らべてみた。

まず、ドメインの登録や運営に関わる業務を管理するレジストリと呼ばれる団体を調べてみると、.tc のレジストリは AdamsNames と言う名前のイギリスの営利企業である。この会社は他にも .gd (グレナダ)、.vg (ヴァージン諸島)という ccTLD のレジストリもやっているらしいが、そちらは値上げされていない。.tc の値上げはこの AdamsNames が2012年8月16日に規約を改正したのと同時に行われたらしい。海外のサイトだが、こちらの規約の改正3日前に書かれた記事に、AdamsNames から突然の値上げを要求されたと書かれている。

そこで新しい規約の内容を読んでみると、ドメインの卸価格については以下のように書いてある。

4.7 The Annual Fees are as follows:
Domain Price
.TC domain 3+ characters 45 GBP
.TC 2 characters (xx.tc) 3,000 GBP
.TC 1 character (x.tc) 6,000 GBP

4.8 The Annual Fees do not include any applicable value added tax (VAT). For Customers who are UK and European Union residents, the UK VAT rate of 20% will apply to the Annual Fees. EU companies who provide a valid VAT Registration number shall be issued an invoice without VAT being charged.

年間の更新料は3文字以上のドメイン(例: xxx.tc)については45ポンド、2文字.tc が3,000ポンド、1文字.tc が6,000ポンドとなっている。しかもこれは税別なので、ドメイン登録を請け負う レジストラ (レジストとは別物) がEU加盟国の企業だった場合、さらに 20% の VAT (Value Added Tax / 付加価値税) を支払わなければならない。ここでの Customers は本来ドメイン登録者本人の事だと思うので、それならば VAT を支払う義務はないと思うのだが、実際の事務処理がどう行われているのか不明なので VAT は支払うものと仮定する。

件の人のドメインは2文字.tcなのでドメインの卸価格が3,000ポンド、推測するにおそらくレジストラはドイツの KeySystems なのでこれに VAT が加わって3,600ポンド。これを本日の為替レートで計算するとおよそ45万円になる。ただしこれはあくまで AdamsNames に支払う卸価格なので、内訳は不明だがこれにさらに KeySystems の儲けと、日本のリセラーである Value-Domain の儲けに消費税を加えて合計50万円という計算になるのだと思われる。

これでどうして4060円が50万円になったのかは解ったが、こんな事が許されるのだろうか。そこで規約の第9条と第10条を読んでみると非常に解りにくい表現で、「ドメイン期限更新と共にこの規約に合意したものとみなす」という様な事が書いてある。要するにドメイン所有者には何の権限も与えられていない。「嫌なら更新するな」と言わんばかりである。

まあ規約についてはネット企業ならこんなものかも知れない。しかしその規約をたてに100倍以上もの値上げをする企業が存在するとは普通思わないものだ。その点、今回の被害者?には同情を禁じ得ないが、それとは別に我々が得るべき教訓がある。

それは あまりメジャーでないドメインを取得する際には、レジストリの体質について考慮する必要がある、という事だ。

特に今回の AdamsNames の管理する .tc / .gd / .vg の3つは今後もいつ値上げするか解らないので避けるべきだろう。実は小国が外貨獲得のために管理を営利企業に外部委託している事の多いマイナーな ccTLD が突然値上げをした例は過去に何度もある。しかし現状ドメイン登録代行業者はドメイン登録数を増やす事ばかり考えているので、このようにユーザーの側で情報を共有して自衛するしかない。少なくともドメイン取得前にTLD名で検索をかけて情報を集めるくらいはするべきだろう。

ドメインは一度取得したら長くつかう事が多い。メジャーなドメインに比べて短くて良いドメインが取得できる点が魅力のマイナー ccTLD だが、そういうリスクもあるのだと言う事も忘れないようにしたいものだ。

※今回の件が Internet Watch でも取り上げられました
「.tc」登録料金、年間50万円へ120倍超の値上げも、英AdamsNames規約改定で – Internet Watch



Zenbackを外して Yet Another Related Posts Plugin と WP Social Bookmarking Light を導入した

このブログは少し前まで Six Apart社が運営する Zenbackというプラグインを個別記事の下部に設置していたのだが、今回その Zenback を外して同じような機能を提供する WordPressプラグインの Yet Another Related Posts Plugin と WP Social Bookmarking Light を導入する事にした。

Zenback が提供する機能といえば、自分のブログから内容が関連する記事のリストを表示したり、ソーシャルブックマークボタンを表示したりというものだが、そのほかに他者のブログの関連記事や Zenbackキーワード と呼ばれる外部リンクも同時に表示される。このようにzenbackを設置したブログ同士、あるいはzenbackキーワードのサイトとユーザーを相互に流すことによってアクセス向上も望めるという画期的なプラグインだった。

しかしそれはあくまで Zenback が目指す理想であって、実際には同じような内容の記事を大量作成するスパム的なサイトへのリンクが表示されたりして、どうも Zenback によって得られる客層があまりよくない。またZenbackキーワードというサービスでは苦労して書いたブログ記事を勝手にコピペした自動生成ページを作成したりしており、そこからは一応引用という大義名分を得るためにオリジナルのページへのリンクは貼ってあるのだが、はっきりいってこちらもほとんどスパムみたいなものだと思う。

実際に Google などの検索エンジンが Zenback のシステムをどう評価するかは解らないが、たいしてアクセスも増えないのにスパムサイト判定されるリスクだけを冒すのもばかばかしいので、今回 Zenback を外すことにした。今は大丈夫でも今後どうなるか解らないし。

変わりに導入したのが自動で関連記事を表示してくれる Yet Another Related Posts Plugin というプラグインと、WP Social Bookmarking Light というソーシャルボタンを表示するためのプラグインだ。まあどちらも可もなく不可もなくといった程度で過剰な期待は禁物だが、読み込みに時間のかかる Zenback よりは、ページの表示が素早くなったのは間違いない。

ちなみに Zenback の退会を申請したら、Zenbackキーワードで生成されていたコピペページもただちに全て削除された。こちらからリンクを発信しないかぎり向こうからリンクをもらうだけならあまり良い気分はしないが大きな問題ないかな、などと考えていた私にとってはこういう素早い対応は好印象。

この前の件といいZenbackスタッフは技術的にはなかなか爪のあまい印象はあるが、サポート対応は丁寧な印象がある。なんでも人件費削減の風潮があるなかで珍しい感じはするが、もう少し技術陣にも人的な余裕をあたえてあげても良いような気がする。

Zenbackクラシファイドの時にも思ったが、このサービスはアイデアは画期的でサービス提供にスピード感もあるのだけど、なんか理想と現実のギャップが大きいままグダグダになってる感はある。個人的にはこういう企業は応援してあげたいのだが、身をきってZenbackを設置しつづけるという程でもない。

万が一、まずありえないが、なんかの拍子に無料ブログを利用する事があればまた Zenback を使ってみても良いかな。

.jp.net ドメインを取得する際の注意点

私が日頃ドメイン管理やサイト運用に愛用している Value-Domain というドメイン登録代行業者が、最近 .jp.net というあまり聞きなれないドメイン名を新規登録1年920円で販売している。

少し前に GMO インターネットグループの子会社となって以来、ドメイン価格を下げたりいろいろと割引キャンペーンをやっているのは良いのだが、このドメインはちょっと怪しげだったの調べてみたら、そのGMOのプレスリリースにその .jp.net についての記事があった。

それによると

“.jp.net”ドメインは、CentralNicがレジストリとして管理している「サードレベル.netドメイン」のうちの1つです。

GMOインターネット社 プレスリリースより

つまりこれは世界のドメイン名を管理する非営利団体である ICANN (Internet Corporation for Assigned Names and Numbers) 公認のドメイン名ではなく、あくまで民間の CentralNic という会社が販売しているサードレベルドメインだと言う事だ。.co.jp のような JPRS (日本レジストリサービス) が管理する属性型jpドメインでもない。解り易く言うなら無料ブログや無料サイトなどで取得できるサブドメインと本質的にはあまり変わらないと言うことだ。GMO は .jp.net がICANN非公認である事を曖昧にしているが、ドメインネーム.jp という登録代行業者はWEBサイトに「ICANN公認の新ドメインではありません」としっかりと記載している。ちなみにこの CentralNic は他にも .us.com , .uk.com , uk.net , .cn.com , .com.de など世界中で似たような事をしている。

さてこれによってどういう問題が起きるだろうか。

第1に、ICANN非公認である以上、知的所有権・商標権などに関するドメイン紛争が起きた場合、WIPO (世界知的所有権機関) による調停が行われない。

調停を行うのは営利企業である CentralNic であり、WIPO のアドバイスを受けて作成された独自の紛争解決ポリシーによって判断される。しかしこのようなポリシーがあった所で、営利企業である CentralNic の実際の判断の公平性が保証されている訳ではないので、CentralNic により多くの金を積んだ企業にドメイン名を取られてしまう、なんて事が起きる可能性は否定できないだろう。

第2に、ICANN非公認である以上、価格の決定は CentralNic の自由であり、いつ何時更新価格が跳ね上がるか解らない。

ICANN公認のドメイン名でも、ドメイン登録代行業者であるレジストラによるドメイン名の販売価格は自由なのだが、複数のレジストラによって価格競争が起きるし、レジストラの価格が気に入らなければ他のレジストラにドメイン名を移管する権利も ICANN によって保証されている。しかし .jp.net における CentralNic は全ての .jp.net を管理するレジストリであり、いわば卸問屋の総元締めである。.jp.net の登録者がある程度増えた時点で卸問屋である CentralNic が卸値を上げたら、レジストラはそれに併せて販売価格を上げざるを得ない。これがICANN公認ドメインの場合は、ICANN との契約によりレジストリの卸値の値上げは制限される (gTLDの場合)。ちなみに .com のレジストリである Verisign の場合は年間7%以上の値上げをする事はできない契約になっている。

第3に、ICANN非公認である以上、ドメイン所有権が正式に認められている訳ではないので、ドメイン所有者である事を証明しなければならないサービスが使えない事がある。

.com などのドメイン所有権を土地の所有権に例えるならば (domain とは本来領土や領地を指す言葉である)、.jp.net の所有者は言わば CentralNic の土地の一部を借りている借地人のようなもので、土地そのものを所有しているとは認められない。具体例としてこちらのフォーラムでのディスカッションによると、現在 Google のウェブマスターツールでは、.jp.net は正式なドメインとは認識されずサブドメインとして扱われ、一部の機能が制限されるようである。ドメイン所有者が GMO の お名前.com のサポートに問い合わせた所、ウェブマスターツールの事も知らない様子で「googleさんの仕様の問題では?」と答えたとの事だ。たとえ仮にそうだとしても Google に正式なドメインとして扱われないなら、サイト運営者には様々な不利益が発生するだろうに、ドメイン登録業者のサポートスタッフがこの問題意識の無さである。

結論

私個人的には .jp.net を取得する魅力をまったく感じないが、現在の価格が安いという事もあり、どうしても使いたいドメイン名が既に取得されてしまっているという人が、上記のような問題点を認識した上で使うならあまり問題はないだろう。ただ現状 お名前.com や Value-Domain のサイトでそれらが説明されていない以上、ほとんどのユーザーはそういう問題を認識しないままドメインを購入してしまうと思うので、情報を共有する意味も込めてこのページを作成した次第である。本来なら お名前.com や Value-Domain がその辺のリスクをきちんと説明した方が、あとあとのサポートコストが安く済むと思うのだが…



XAMPPで自宅サーバの外部公開は止めときなさい!

まずXAMPP(ザンプ)とは何かという話だが、apachefriends.orgから提供されている、Apache(WEBサーバ)、MySQL(SQLサーバ)、PHPとPerl(プログラミング言語)をクロスプラットフォーム(X-platform)で簡単に実現するためのパッケージアプリケーションである。主にWEBサイト・アプリケーションの開発環境・動作検証環境を構築するために利用される。

普通のソフトウェアのようにインストーラでインストールでき、またほとんどなんの設定をしなくても簡単に上記のようなWEBサーバ環境が構築できるために、WEB開発者にとってはもはや必須アイテムだといっても過言ではない。だがこのあまりに簡単にWEBサーバ環境が構築できてしまうがために、同じように簡単にこれをインターネット上に外部公開できてしまうのではないかと勘違いする人がたまにいるのが大問題なのである。

なおXAMPPを開発しているapachefriends.orgの公式ページには以下のような文言がある。

XAMPPは開発者の皆様が、簡単にApacheの環境を構築できることを目的に設計されています。そのため、開発しやすいよう、XAMPPのデフォルト設定はすべての機能が有効になっています。

デフォルトの設定では、セキュリティ上好ましくありません。本番環境で利用するには十分なセキュリティが確保できません。このような環境のままXAMPPは使わないでください。

まるでデフォルトの設定でなければ本番環境を運用しても大丈夫であるかのようにも読めるが、私が懸念する問題点はそこではない。それに私とて十分なセキュリティ設定を施した上で、クライアントなどに動作検証をしてもらうために一時的にXAMPPを外部公開する程度ならば問題ないと思っている。

私が問題だと思うのは、レンタルサーバーなどの代わりに、XAMPPで構築したサーバ環境を連続して長期間外部公開するユーザーがいるという事である。

試しに「XAMPP 自宅サーバー」などの検索ワードで検索してみると、その手の解説サイトが数多くヒットする。そしてそのサイトの多くがapachefriends.orgの公式ページに書いてあるような、セキュリティ設定を少々いじる程度のことしか解説しておらず、サーバを長期間運用する際に最も重要なセキュリティ管理の常識について触れているサイトが無い。

その常識とは、

ソフトウェアというものはバグと脆弱性の問題が避けられないものであり、特に深刻な脆弱性が見つかったソフトウェアについてはただちに対策の施された最新版への更新がかかせないと言う事である。

にも関わらずXAMPPには、本体およびコンポーネント(Apache、MySQL、PHPとPerl)の更新通知・自動更新機能がないのだ。

特にXAMPPに含まれているコンポーネントは基本的にその時々の最新のブランチである事が多い。この最新のブランチというのが実はやっかいで、たとえばWEBサーバのApacheひとつをとっても 1.3系、2.0系、2.2系、2.4系という4つのブランチがあり、既に開発元がサポートを終了した1.3系は問題外としても、現在のXAMPPが採用している2.4系というのは、リリースからあまり期間が経ていないために他のブランチに比べてバグや脆弱性が見つかりやすいのである。そしてもしこの2.4系Apacheやその他のコンポーネントに重大な脆弱性が見つかり、対策を施した最新版がリリースされたとしても、XAMPPは脆弱性を放置したまま稼働し続ける。これがどれほど問題であるかは特に説明をしなくても解っていただけると信じている。

なのでXAMPPで長期的に自宅サーバを運用するならば、自分でコンポーネントの脆弱性を追跡し、最新版のXAMPPまたはコンポーネントに更新し続けなくてはならない。であるにも関わらず、この事について触れている解説サイトが無い、もしくはほとんど無いのである。

中には「PHPのセーフモードをONにしましょう」なんて書いてある解説サイトまであった。おそらくXAMPPのセキュリティコンソールの表示を見て、セーフモードがセキュリティのための設定だと言うだけで、それがどういうものか理解せずに書いたのだと思われる。セーフモードは共有サーバなど複数ユーザーがPHPを利用する場合のセキュリティを高めるための設定なので、個人で利用する事が多い自宅サーバには不要なのにも関わらずだ。もしXAMPPで共有サーバを構築するなんて人がいたらぜひともお目にかかりたい。

最後になるが、何も私は「XAMPPでの自宅サーバの外部公開は絶対してはいけない」などというつもりは無いのだと言う事は解って欲しい。繰り返しになるが、ちゃんとセキュリティ上必要な設定さえすれば期間をくぎった一時的な外部公開やきちんと脆弱性を管理した上での連続運用ならば大きな問題は無いと思っている。私が言いたいのはサーバ管理者になる以上、サーバ管理者としての心構えや基礎的な知識を持った上でサーバ運用をして欲しいと言う事なのだ。確かにXAMPPを使った「サーバ構築」は簡単だ、しかし「サーバの管理運用」という面ではXAMPPはまったく機能不足である。長期的に自宅サーバ運用をするならば、最初に手間がかかっても少しつづ基礎知識を勉強しながら時間をかけてサーバを構築した方が良いと私は考える次第である。

管理者が脆弱性を放置したままでクラックされたXAMPPってたくさんあるんだろうなぁ…

最安値のUSBワンセグチューナー ZOX DS-DT305

私は普段ほとんどテレビを観ないので、自分の部屋にはテレビがない。だがそれでもたまに何をするでもなくテレビを観たくなる時があって、そういう時に自室のPCでテレビを観られるようにとUSB接続タイプのワンセグチューナーを試しに買ってみた。

ごくたまに観るだけなので、地上デジタルのフルセグなんてものは必要ない。複数番組同時録画機能なんてのも使わない。という事でネットで最安値のUSB接続タイプのワンセグチューナーだった上記の商品を買った。Amzon で送料込み 1400円弱、送料込みの値段だったら価格コムとかの最安ショップで買うよりは安かった。

さて肝心の商品の使い勝手だが、私にとっては少し微妙、ほとんどの人にとって買う価値なし、といったところだろうか。私の住んでいる家は田舎という程ではないものの、電波の状況が悪いので付属のアンテナでワンセグが受信できるとは期待していなかった。だから最初からこれまた付属のF型端子変換ケーブルを使って屋外のUHFテレビアンテナに接続して観るつもりだったのだが、使うつもりのなかったアンテナを試しに使ってみようかと思ったら、本体と接続するためのとても細い端子が1回抜き差ししただけで折れてしまった。これは価格コムのレビューでも何件か見つけた症状で、この商品の構造上とても容易に起きる事態だと思われる。だからこのアンテナを本体に取り付けたり、外したりする時にはとても慎重にしなければならない。というかはっきり言って設計ミス、欠陥商品だと思う。

だが上述の通り私は始めから家のテレビアンテナに接続して視聴するつもりだったので、付属の小型アンテナは使わない。これまた付属のF型端子変換ケーブルを取り付けた後は、端子が折れないようにビニールテープで固定して、部屋にあるアンテナ端子と同軸ケーブルを使って接続すると、ワンセグ放送が普通に観れた。だから私にとってはとても微妙な思いをしながら、当初の目的は果たした事になる。私も使わない小型アンテナのためにクレームをつけたり、返品をしたりするつもりもない。

画質ははっきり言って良くない。ワンセグである以上、この点については始めから期待していない。視聴用のソフトウェアは番組を観るだけなら良いが、番組表機能があまり使えないので不便に感じる。録画予約用のプログラムがPC起動時に勝手に立ち上がり、システムトレイに常駐するのはあまり気分のいいものじゃない。

総合評価として、この商品は買う価値はほとんど無い。私のようにワンセグチューナーを試しに買ってみるという人の場合でも、最低限 I-O DATA や BUFFALO といったそれなりに名の知れたメーカーの商品を買った方がいいだろう。

Zenbackクラシファイドにツイートが掲載された時の集客効果

まず Zenbackクラシファイド というのが何なのかという事だが、まず MovableType というブログ系CMSを開発している SixApart社が提供しているブログパーツに Zenback というものがある。この Zenback に登録して取得した簡単な Javascriptコードを自分のブログに貼り付けるだけで、ツイッターやはてなブックマークなどのソーシャル系メディアとの連携を実現したり、自己のブログ内の類似した記事、および関連性の高い他のブログページを互いにリンクし合い、集客効果やユーザーのサイト滞在時間を高める事ができるわけだが、その Zenback の表示スペースの一部分に表示される広告スペースがこの Zenbackクラシファイド である。

そしてこの広告スペースは有料で購入できるだけでなく、Zenbackクラシファイドの公式アカウントに宣伝したいURLを含めたツイートを送るだけで、無料で自分のサイトの宣伝を掲載してもらう事ができるのだ。詳細については公式ページの説明を読んでもらった方が早いだろう。

Zenback Zenbackクラシファイド

そしてこのブログの事ではないのだが、どうせ無料なのだからと駄目もとでこことは別のサイトのURLを Zenbackクラシファイド にツイートしたら見事に採用された。という事でZenbackクラシファイドにツイートが掲載されたら一体どれくらいの集客効果があるのか。

まず最初に実際のZenbackクラシファイドの広告スペースの運用は、公式ページの説明とは違う部分があったので、その説明から入らねばならない。

採用ツイートは、Zenbackクラシファイドにだいたい1日5万回くらい掲載されます。

私のツイートが掲載されていた期間は1日ではなかった。特に連絡があるわけではないので、正確な掲載期間を確認はできなかったが、少なくとも3日以上、おそらくは4~5日間は掲載されていたように思う。

Q. 1日何回までツイートできますか?
A. 同じ内容のツイートは1回でお願いします。同じアカウントからのツイートは1日1回だけ掲載します

私の見る限り、同じアカウントで2つや3つのツイートが採用されている例が何個かあった。しかもこれらのアカウントはZenbackクラシファイドの常連になっているようである。別に運営側が不正やひいきをしているなどと言うつもりはない。なぜこのような事になるのかと言うと次の文章を見てもらいたい。

Q. 1日何人くらい、採用されますか?
A. 最大で40人までとなっています。

つまり現状では1日40人どころか、10人前後の応募しかないのだろう。私の稚拙なサイトが掲載されるくらいだし、他の掲載ツイートのページもこのサービスが始まった当初に比べれば全体的に質が落ちてきているように思われる。そしてそれらのツイートが何日間も掲載されている理由は他に思い当たらない。

という事で、本来なら1日約5万回の表示で、一体どのくらいの集客効果が得られたのか書くつもりだったのだが、その前提からくずれてしまったのだ。たとえば本来なら5万回の表示で500人のユーザーをサイトに誘導できれば集客効果率は1%である。だから有料サービスである Zenback ADS を¥52,500で購入して約50万回表示させた場合、集客効果率が1%だと仮定すればおよそ5000人のユーザーを誘導できるというわけである。ユーザー1人の単価は52.5円、宣伝したいサービスやサイトのジャンルによっては Google Adwords などの既存の広告ネットワークと充分勝負できる。

だが上述の通り私のツイートが掲載されていた期間は1日ではない。だから1日約5万回表示という公式の説明も実際にその通りなのか解らない。さすがに有料サービスの方は約50万回の表示くらいは保証してくれないと困るが、いずれにせよ Zenbackクラシファイド のおおよその集客効果率を計測する事はできなかった。

ちなみにサーバの生ログの解析ではなく、Google Analytics による計測なので正確ではない数字になってしまうのだが、私のツイートが掲載されていた期間、Zenbackクラシファイド経由でやってきたと思われるユーザーの人数は、1日平均で10人程度といったところだった。本当に1日約5万回表示されていたのだとしたら、集客効果率は0.02%である。Zenbackを利用しているサイトには2chのまとめサイトが多いように思えるが、それらのサイトに訪れるユーザーが好みそうなツイートの場合でも0.1%を超えることはないだろう。残念ながらこれでは金を払って有料サービスを利用する価値はない。

だから私は憂慮している。ZenbackもZenbackクラシファイドも、とても良いサービスで、多くのブロガーに勧めたい。しかしどんなサービスもいつまでも無料で運営できるはずもなく、いずれ収益化を図らねばならない。だが Zenabck ADS に関しては長期的に商売が成り立つとは少なくとも現状では思えない。そうしてサービスの停止となってしまったら非常に困るのだ。

結論である。Zenbackクラシファイドは皆が考えている以上に、とても簡単にツイートが採用されるので、皆も駄目元で宣伝ツイートをZenbackクラシファイドに送ってみて欲しい。それほどの集客効果を望めるわけではないが、大した手間でもないし無料だ。そうしてより良いツイートが掲載されるようになればZenbackクラシファイドに慣れたユーザーも視線を止めるようになる。そうなれば金を払ってでも利用したいという広告主が必ず現れるだろう。こうして有料広告主ばかりになっても、それはそれでユーザーは嫌がるであろうが、無料ユーザーのツイートさえ不足している現状ではその心配は杞憂だ。

特にブログを開設したばかりで、1人でも多くのユーザーに来て欲しいと思っているブログなどはぜひ利用してもらいたい。ある程度のサイトの質は要求されるかも知れないが、チャレンジしてみるだけの価値はある。

格安 PS/2 光学式マウス M-M2P2RBK

これまで使用していた3R製のPS/2 光学式マウスが壊れたので、新たに同じようなマウスを購入した。

買ったのは左の画像のマウスだが、購入時は送料込みで1000円しなかったと思う。

最近はマウスといえば反応の遅いUSB接続ものばかりで、PS/2接続のマウスは入手が難しい。また無線式だったり、ボタンがいっぱりあったりと多機能なものが多くて、シンプルな有線2ボタン1ホイールはさらに少ない。かといってこれが光学式でなく、パソコン購入時におまけでついてくるような安っぽいボール式だと、操作に違和感があるので使いづらいから困りものである。

ちなみに私が求めるマウスの条件は以下の通りである、

  • 有線PS/2接続であること
  • 光学式であること
  • シンプルなボタン構成であること

いままでに高価なレーザー式の多ボタン無線式マウスなども使ってみたりもしたが、無線式マウスは電池の交換がめんどくさかったり、マウスがどこかへ行ってしまって探し回るはめになったりするので、結局有線式に戻した。光学式とレーザー式はレーザー式の方が便利だが、価格差を考えるとレーザー式を選ぶほどでもない。またレーザー式マウスはボタンが多い傾向であるのもあまり好きではない。

今回購入した様なシンプルなタイプのマウスは基本的に丈夫で長持ちするので、今度購入するときは何年後になるか解らないが、その時にPS/2接続の光学式マウスが生産中止とかで無くなってしまっていない事を祈る。

年賀状印刷に最適! EPSON カラリオ 最新モデル 使い易い 便利機能いっぱい

さて今年もそろそろ年賀状の準備にとりかかる季節がやってきた。最近では年賀状を家庭用のプリンターで印刷するのがもはや当たり前になってきているが、普段あまり使っていないプリンターだと使い方がよく思い出せなかったり、インクが切れていたり残り少なかったり、あげくのはてには壊れていたりするので早めの準備が必要だと思う。

ということで家庭用プリンターの定番、エプソンのカラリオの最新モデルを買った。通常の白いタイプの他に黒いモデルもあり、3倍速とはいかないだろうが、赤いモデルもあるみたいで家庭のインテリアに併せて色が選べるところが良い。私は黒いやつにした。

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
EPSON カラリオ @ 楽天市場

さて、最新モデルだから最新機能があるのは当たり前だが、一応それらの機能のうち便利だなと思った点を列挙してみる。

先読みガイド、カンタンLEDナビ
これは使う人がすべきボタン操作などを、前面の液晶画面やボタンが光るなどして教えてくれる機能である。年賀状印刷で使うような操作くらいはわざわざ説明書を読まなくてもこうしてすべき操作を教えてくれるので非常に便利だ。たまにしかプリンターを使わないという私のような人間にもってこいの機能である。

無線LAN標準対応
スマートフォンやノートパソコンの無線LANから配線を使わず直接プリンターにデータを送ることができる。設定も簡単で、スマートフォンのカメラで撮った写真などを気軽に印刷することができる。AirPrint対応でiPadやiPhoneも無線LANからプリント可能だ。

自動レーベル印刷トレイ
Blu-rayやDVD、CDなどのうち、プリントできるタイプのメディアにカラープリントするための専用トレイである。自分はバックアップ用としてしかこれらを使っていないのでメディアにカラープリントすることはあまりないのだが、たとえばホームビデオなどをDVDなどに焼いて知人に渡すときなどには便利な機能だと思う。

うっかり防止アラート
用紙の入れ間違いや原稿の取り忘れを警告してくれる機能なのだが、はっきり言ってこれは無くても良い機能だと思う。

他にも色々と機能があるみたいだが、説明しきれないのでこの辺で止めておこう。最後に当たり前の機能として、印刷がキレイだという点を挙げておくことにする。家庭用のプリンターとしては最高レベルにあるエプソンのプリンターなので、デジカメで撮った画像も非常にキレイにプリントできる。あとは年賀状をデザインする自分のセンス次第ということになるのだが、そこだけはいかんともしがたいのが今の自分の唯一の悩みの種だ。

格安の証明写真サービス ケータイプリンとやらを使ってみた

ある程度年をとった人間なら定期的に証明写真をとる必要がある。たとえば免許の更新、パスポートの更新、就職やアルバイトの履歴書、資格取得時の証明写真などにだ。

そういう時にはたいてい近くの駅やスーパーに設置されている、自動写真撮影機や奮発して近くの写真館で撮影するわけだが、その費用が意外とバカにならない。自動写真撮影機はおおよそ700円、写真館での撮影は1000~3000円程度と非常に高価だ。就職時の履歴書など人生を左右しかねない写真にはいくら金額を投資しても無駄ではないと思うが、免許の更新や資格取得時の写真には最低限のコストでそれなりの写真が手に入ればそれで良いと思うのが人情だ。

そこで証明写真を安く手に入れる方法をネットで検索したら「ケータイプリン」というサービスがヒットした。これは主に携帯やデジカメで撮影した写真を加工して、各地のセブンイレブンにてインスンタント証明写真並の写真を提供するというものである。価格は200円。割りと納得できる価格である。しかし最大の問題は、証明写真用に使える画像は自分で撮影しなければならないため、それにふさわしい環境は自分で用意しなければならないことだ。

いわく、自分を正面から撮影しなければならないこと、これはセルフタイマーでなんとかなるだろう。いわく、背景が白または薄い色の単色でなければならいないこと、これは個人で用意するのは難しいので、自分で画像を加工しなければならない。

今回は試用ということで、自分で適当な位置にデジカメをセットしてセルフタイマーで自分を撮影し、撮影された画像の背景をフリーの画像加工ソフトで背景を薄い灰色に塗りつぶすという過程を経て、「ケータイプリン」でプリントしてみた。結論としては、特に重要でない証明写真の場合は特に問題があるようには思えない。若干オリジナルの写真より画像の解像度が落ちると思われるので、自分で画像を加工するスキルがあるのなら、このサービスを利用するよりフリーソフトで証明写真を作成するソフトウェアを入手して加工し、コンビニの高性能プリンタでプリントアウトする方が良いだろう。まだ試してないが、この方法だと値段は30円前後で済むのでさらに安い。

私個人としては、「ケータイプリン」のサービスと200円という価格にある程度は満足しながらも、どうせ画像の加工を自分でするならフリーソフトを使って30円でプリントした方がよりキレイで満足のできる証明写真ができるような気がするので、今後は利用しないだろう。あとは個々人の時間的事情や画像加工スキルによるのではないだろうか。そしてまったくその手の知識やスキルに疎いという人は、少々値段が高くとも近所の自動写真撮影機を使った方が良いと思う。結論として割と中途半端なサービスだと思う。

サブPC用に省電力PCを組んだ

私が普段ネットや娯楽に使用しているサブPCは電力バカ食いでお馴染みの Pentium4 マシンだった。それでもシステム全体で 185W を超える事は無いので、CPUを除けば省電力PCと言って差し支えないマシンだったのだが、まもなく訪れる夏に備えてさらに省電力のPCを組むことにしたのだ。

とは言っても性能が下がっては意味がないので CPU に Atom を選ぶのは避けた。私はゲームはあまりやらないので、3D性能は必要ないのだが動画をよく見るのでグラフィック性能はある程度欲しい。できれば動画再生支援機能があればなおよい。という事でそこそこのグラフィック性能がオンボードでも実現できる AMDの省電力CPUを選択する事にした。できあがったマシンのスペックは以下のとおり。

CPU: AMD Athlon X2 BE-2350 TDP45W
マザーボード: FOXCONN A7GM-S (AMD 780G + SB700)
メモリ: UMAX DDR2-6400 2GB
HDD: HGST HDP725025GLA380 250GB 7200rpm
ケース・電源: Scythe GX-3901-WH 400W電源付き

すべてオークションで入手したので一昔前のパーツばかりだが、自分の求める必要十分な性能を満たして総額 15,000円弱である。個別に落札したので思ったより送料がかかってしまい、現行パーツを格安通販でまとめて購入しても 23,000円程度だったのを考えれば中古オークションにこだわる必要もなかったかもしれない。

TDP 45Wの省電力CPUにオンボードグラフィックを使用した最小構成。ワットチェッカーで確認するほどマニアじゃないのだが、同じような構成で調べたらアイドル時で約40W、負荷時でも約70Wとかなりの省電力である。性能も Pentium4 と比べて格段によくなったとは言えないものの、主目的であった動画再生が軽快になった。また Pentium4マシン は負荷時にはCPUクーラーのファンが轟音を立てていたのだが、今はアイドル時の CPU温度が約25度くらい、負荷時でも 30度を少し超えるだけといったところで、かなりの低発熱だ。まだファンの設定など静音化をほどこしてないので静音PCとは呼べないものの、ちょっと手を加えれば静かなPCにできるだろう。

しばらくはこのまま使って、徐々にパーツを性能アップさせていくのも楽しそうだ。多少消費電力が増えても省電力であることに変わりはないのだから。