織田信奈の野望を観た感想

少々遅ればせながら織田信奈の野望というアニメを観た。

タイトルから容易に想像できると思うが、戦国時代の主要な大名や武将たちが美少女化している世界に現代の男子学生がタイプスリップしてハーレム状態でウハウハ、というコンセプトの作品である。

まあ粗製濫造のハーレムアニメなのだが、その割り切りっぷりがむしろ心地良いと思える作品だった。アニメはあくまで娯楽として気楽に観たい私としては、リアリティとか考えさせられる内容とかは邪魔だと常々思っているので、日本史という先の読める展開の中にハーレム作品のお約束展開を散りばめたこの作品はとても安心して見る事ができた。特に主人公の周囲や配下に幼女が何人も揃ってるところが、あからさま過ぎてもう逆に嬉しい。そしてたまに歴史好きでなければ知らないようなエピソードのパロディなんかがあったりすると思わずニヤリとしてしまう。

一応言っておくと、こういう作品で史実とかと比べてリアリティを云々するのは野暮だと思う。そんな事を言い出したら時代劇とか大河ドラマとかはどうなるんだと小一時間(ry。むしろ誰が見てもフィクションのこの作品に比べれば、大河ドラマなんて下手したら史実だと信じてしまう人もいるんじゃないかな。

ただ唯一ケチをつけるとしたらヒロインである所の織田信奈と主人公の性格がいちいち女々しくてイライラさせられる所だろうか。特に信奈はラノベのヒロインという点を差し引いても依存心が強すぎてウザかった。

最後はなにやら武田信玄らしき人物がでてきて終わったけどそのうち第2期をやるのかな? 2期を心待ちにして待つほどの作品だとは思わないけどたぶん2期があればまた観るだろうと思う。