マルちゃん QTTA メキシカンタコス味を食べた感想 東洋水産は宣伝戦略の見直しを

昨日のスパイシーコンソメ味に続いて今日は「マルちゃん QTTA メキシカンタコス味」を食べてみた。

マルちゃん MARUCHAN QTTA メキシカンタコス味 @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
マルちゃん MARUCHAN QTTA メキシカンタコス味 @ 楽天市場

作り方は前回と同じく普通のカップラーメンと変わらないので割愛。まずスープだがメキシカンタコスという名称から想像できる通り、トマトをベースにした数種の野菜と肉の旨味がしっかりと感じられて中々おいしかった。ライバルである日清のカップヌードルのチリトマト味と比べるとトマトの酸味は抑えめで、その代わり肉の旨味がきちんと感じられる分だけ私はマルチャンの方がおいしいと思った。辛いもの好きの私としてはもう少し辛い方が好みだが、おそらく普通の味覚の人には辛すぎないちょうどよい辛さになっていると思われる。

昨日から結論を持ち越した麺については、やはり特に「ラードで揚げた」部分に明確な違いは感じられなかった。自分でもどういう理屈なのかは解らないが、強いて言うなら植物油っぽくないところがよりナチュラルな小麦粉の味を再現していると思われる。それよりも特徴的なのは麺の形で、インスタントのカレーうどんの麺を薄く細くしたような独特の麺がこれまでのカップヌードルになかった食感を生み出していて面白いと思った。私は好きだ。

具についてはタコスの名から想像できる通り、いわゆる謎肉が普通のカップヌードルより少し多めに入っている、あとはおそらくフリーズドライされた玉ねぎや赤ピーマンが入っていて地味に嬉しい。

最終的な結論としては中々完成度が高く、日清のカップヌードルの王座を狙う東洋水産の本気が伺える出来になっていると思う。ただカップヌードルのチリトマトがいまいち定番としての地位を確立してないように、このQTTAのメキシカンタコス味がスーパーのカップラーメンコーナーの定番として生き残るどうかは難しいと思う。

というか一番の問題は “QTTA” という名称や中途半端に若者(と言っても10代ではなく20代~30代くらいだろう)をターゲットに絞った宣伝戦略の気がする。日清のカップヌードルが売れてる理由の一つに、私は「家族が小腹が空いたときに食べられるようにお母さんが買い置きしてる」というのがあると思っているのだが、これが正しいと仮定すればもっと幅広い世代に高感度の高いタレントを起用した方が良かったのではないか。あとは古い手法ながらサッポロ一番のような耳に残るCMソングを長い期間をかけて浸透させるといいかも知れない。