マルちゃん QTTA スパイシーコンソメ味を食べた感想 日清の王座を狙う東洋水産の本気

最近とんとカップラーメンの新製品とはご無沙汰だったがぼちぼちレビューを再開したいと思う。ということで「マルちゃん QTTA スパイシーコンソメ味」を食べてみた。

マルちゃん MARUCHAN QTTA スパイシーコンソメ味 @ Amazon

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
マルちゃん MARUCHAN QTTA スパイシーコンソメ味 @ 楽天市場

なにを隠そうこの “QTTA(クッタ)” というマルチャンのカップヌードル自体が今回食べるのが初めてだ。東洋水産の公式ページでは「くった感がちがう」と書いてあり、まあ要は食べた満足感がこれまでの製品とは違うという商品コンセプトであるらしい。と言っても麺が1.5倍とか大盛りになってるわけではなく、「ラードで揚げた麺」「濃厚なスープ」「具だくさん」という3つの要素で満足感を演出しているらしい。

作りかたは従来のカップヌードルとなんら変わることなくフタをあけてお湯を注いで3分待てば完成。肝心の味だがなるほど濃厚だが濃すぎるというわけでもないスープはそれなりに美味しい。今回食べたのはスパイシーコンソメ味だがよくあるように塩味でごまかさずしっかりコンソメ味がする、それでいてしつこくなく何度か食べても飽きることはないだろう。

麺は薄く細く平たい少し珍しいスープがよく絡みながらもつるつると食べやすい食感で、開発段階でよく考えられていることがわかる。ラードで揚げたということでもっと脂っぽいと思っていたが、むしろ植物油で揚げた麺よりさっぱりしてる気がする。だが麺については今回それほど意識して食べたわけではないので結論は次回に持ち越すとしよう。

具の量については少ないとは言えないものの具だくさんというわけでもない、強いていえば普通よりちょっと多いくらいか。

全体的な評価としては東洋水産による定番商品化を狙う意気込み、さらにいえば日清のカップヌードルの王座を狙う野心が伺える。スーパーでの実際の価格展開がどうなっているのかわからないが、日清のカップヌードルより安い価格帯で商品を展開できればそれも夢ではないかも知れない。「食べ慣れた味」の壁を壊すのはかなり難しいことだと思うが、東洋水産にはがんばってもらいたい。