マルちゃん 正麺 鴨だしそばを食べた感想 不思議な食感とほんのり甘い鴨だし

東洋水産のインスタントそば、マルちゃん 正麺 鴨だしそば を食べてみた。

今回はアマゾンの方が安かったけどポイントセールなども含めると楽天の方が安い事もある。
マルちゃん 正麺 鴨だしそば @ 楽天市場

インスタント袋麺の世界に革新を起こしたマルちゃん正麺シリーズにとうとう蕎麦が加わった、という事で蕎麦好き、正麺好きとしては早速食べてみない訳にはいかなかった。

まず麺だが、これまでの様な油で揚げたインスタントそばとは全く違い、油っぽさもなければ食感もパサパサしてはいない。細麺だがコシもそれなりにあって、乾麺よりは生麺に違い食感を再現しているものの、コスト的には仕方ないが蕎麦本来の風味や香りはほとんどない。まずいという程ではないにしろ、従来の蕎麦の乾麺・生麺と比較してあえて選ぶほどの味でもない。ちょっと目新しい食感ではある。個人的には蕎麦やうどんというより、ラーメンの細麺の方が食感的には近いと思う。

次につゆだが、かつおベースの蕎麦つゆにほんのり甘く鴨の脂がしみ込んでいる。と言っても鴨だしが自己主張をしているという程ではないので、パッケージ裏面の調理法どおり500ccのお湯で作ると最初は少し物足りなく感じるかも知れない。「鴨だし」というフレーズに期待して購入した人は、お湯を少な目にして作ると良いだろう。あと寒い季節に飲む動物性の脂のしみ込んだ温かい蕎麦つゆの美味しさは、ここで敢えて説明する必要はないと思う。

結論としては、確かに美味い。だが日頃蕎麦を食べている身としてはこの商品を選ぶ理由もない。私なら食感では劣るものの、蕎麦の風味ではるかに勝るこちらの二八そばの乾麺を選ぶ。まあ新商品開発に対する努力と発想は素晴らしいと思うので、また面白そうな新商品が出たら食べてみたい。