キルミーベイベーを見た感想 ナンセンスギャグのどつき漫才

近頃ネットで話題になっていたアニメ「キルミーベイベー」を見た。その話題とはこのアニメのブルーレイが当初はあんまり売れなかったのにも関わらず、長い年月を経てブルーレイBOXを出したらヒットしたという事らしいがはたして…

結論からいうと、まあそこそこ面白い作品だった。かなり昔のコロコロコミックとか、コミックボンボンとか小さい子供向けの漫画雑誌によくあったようなナンセンス系のどつき漫才ギャグの登場人物を女子高生にした感じの作品で、その設定にはまれば非常に面白いのだろうが、個人的にはややうけと言った感じだった。

萌えを最前面に押し出した作品の多いアニメにしてはギャグに比重を置いていて珍しいかも知れないが、漫画も含めて考えるとちょっとギャグのセンスが古い様に思える。アニメの作画が平面的なのもその印象を助長しているかも知れない。

個人的に気にいったキャラは忍者の「呉織 あぎり」。間延びした話し方をするマイペースな性格で、頼りがいがありそうに見えて必ず場を混乱させるだけというスタンスが面白い。メイン二人のキャラの掛け合いも前半には面白いシーンがたくさんあるが、後半になるとワンパターンに陥ってしまった感が否めない。